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2014年5月28日 (水)

突然死 (7)

直接の引き金になる
交感神経の過剰緊張を予防する
 働き盛りの中高年男性に突然死が多いのは、糖尿病や高血圧などの生活習慣病を発症しやすい年代である上に、仕事上のストレスや過労が重なるためです。
 過労や睡眠不足、精神的ストレスなどがあると、自律神経の交感神経は緊張状態になり、血圧や心拍数が上昇したり、血流が阻害されて血栓ができやすくなったり、活性酸素が過剰に生成されたりします。
 日常的には、入浴やスポーツ時に突然死がおこりやすいので、細心の注意が必要です。
〈ぬるめの半身浴がポイント〉
 42℃以上の「高温浴」では交感神経が緊張し、血圧や心拍数が急上昇するので、39℃前後のぬるめのお湯に下半身だけつかる「半身浴」が理想的です。
 寒い脱衣所や浴室と熱い湯船との温度差が血圧の急上昇を招くので、あらかじめ脱衣所や浴室を暖めておくことも大事です。
 早朝は交感神経が優位になり、血液の粘度や血圧が高まるので、朝風呂は避けましょう。
 入浴前後には水分をしっかり補給し、飲酒後の入浴は禁物です。
〈スポーツは活性酸素とストレスを生む〉
 東京大学理学部の加藤邦彦先生は、「スポーツは、酸素消費量の増大などに伴って活性酸素の発生を飛躍的に増やし、また、交感神経が緊張状態になり、ストレス反応を人為的に生み出したものにほかならない」と指摘。激しいスポーツは、活性酸素とストレスのダブルパンチで、突然死の危険性が高まります。
 東京大学医学部の川久保清助教授は、動脈硬化をおこしやすい40歳以上の男性は特に突然死リスクが高いので、高コレステロール、高血圧、糖尿病、肥満、喫煙、ストレス——の一つでも当てはまるなら急激な運動はすべきではないと警告。
 川久保教授はまた、運動習慣のない人が急に激しい運動を始めると危険なので、週2回以上、定期的な運動習慣をつけることをアドバイスしています。
 入念な準備体操を行い、微熱や疲れなどを感じたら無理はしないこと、汗をかいて血液が粘りやすくなるので、水分を十分にとることも大事です。
 死亡した人の9割が、一般の健康診断では事前に異常が発見されていないので、機会があれば運動負荷心電図の検査を受けるのが望ましいでしょう。

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