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2012年11月12日 (月)

肺塞栓症とロングフライト症候群(3)

 飛行機だけではなく、東京慈恵会医科大学の一杉正仁医師の研究では、20代前半の健康な男性9人に同じ姿勢で2時間イスに座ってもらったところ、足首の血液の粘度が平均17%上昇し、ふくらはぎがむくんだり、赤く腫れあがるなどの症状が認められました。
 一杉医師は、「同じ姿勢で2時間位座ることは、車の運転やデスクワークなど日常生活でもあり得る。糖尿病や高脂血症の人はもともと血が固まりやすい」と注意を促しています。
手術後に起きやすい
肺塞栓 近年、目立って増加しているのが、手術後に起こる肺塞栓症です。
 手術中や手術後の安静時は、足の静脈の血流が停滞して血栓ができやすく、この血栓が術後2、3日目にベッドで体位を変えた時や、トイレへ行こうと自力で歩き始めた直後、リハビリを始めた時などに肺に運ばれ、肺塞栓症を来します。
 発症すると、約10%が1時間以内に突然死するといわれ、手術は無事成功したのに肺塞栓症で亡くなるという悲惨な事態を招いてしまいます。
 肺塞栓症はもともと欧米に多く、欧米では足のマッサージや抗血栓薬などの予防措置が広く行われています。これに対し、日本では肺塞栓症は少ないとされ、医療側の予防意識も薄く、十分な知識がないために診断や適切な措置が遅れるケースも少なくありません。
 しかし、厚生労働省の人口動態統計によると、88〜98年までの10年間で肺塞栓による死亡者は約3倍に増加しており(表3)、日本でも決して少ない病気とはいえなくなってきています。
 術後の肺塞栓症の急増について、肺塞栓症研究会世話人の中野赳・三重大学教授は、「食生活の欧米化による肥満の増加、急速な高齢化、人工関節手術や腹腔鏡手術の普及などが背景にあるのではないか」と分析しています。

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