アルツハイマー病(4)
食事・栄養療法 肉好き、魚・野菜嫌いはボケやすい
アルツハイマー病の発症には食生活が大きく影響することも指摘されています。
自治医科大学大宮医療センター神経内科の植木彰教授は、アルツハイマー病患者と健康な人の食生活を比較し、患者には「肉の摂取が多く、魚や野菜・海草が少ない(表)」という欧米型食生活の傾向があることを明らかにしました。さらに、こうした食事内容を反映して、
●微量栄養素の欠乏 ビタミンB群、ビタミンC、βカロチン、カルシウム、鉄などの不足
●脂肪酸のアンバランス
魚や野菜に多いn—3系脂肪酸(α—リノレン酸↓DHA→EPA)に対し、植物油に多いリノール酸や肉に含まれるアラキドン酸などのn—6系脂肪酸の割合が多い——等の特徴があることを突き止めました。
そこで、肉の摂取を減らし、週6食は魚を食べ、毎食時にEPA剤をとり、緑黄色野菜を多くとるよう指導したところ、・認知機能を評価するMMSE(脳機能テスト)の点数が上がったり、・ハキハキ答えるようになった、・身の回りのことが自分でできるようになった——等の成果が得られました。
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