アルツハイマー病(6)
〈抗酸化物質〉
活性酸素のダメージから脳を守る抗酸化ビタミンやポリフェノールなどの植物性抗酸化物質も重要です。
米国の研究では、1日2000IUのビタミンEを2年間、アルツハイマー病患者にとってもらったところ、痴呆の進行が抑えられたことが報告されています。
ビタミンEの100倍の抗酸化力があるといわれるイチョウ葉エキスにも優れた効果が認められ、ドイツでは医薬品として用いられています。
東北大学農学部の宮澤陽夫先生は、アルツハイマー病患者の7割の赤血球膜から健康な人の3〜10倍の過酸化脂質を検出。βカロチンが赤血球膜の酸化を強力に防ぐことを報告しています。
〈ビタミンB群〉
血管性痴呆では動脈硬化が深く関係していますが、その動脈硬化の危険因子の一つ「高ホモシステイン血症」がアルツハイマー病患者に多いことが分かってきました。ビタミンB群の葉酸やビタミンB6、B12には、高ホモシステイン血症の改善効果があることが報告されています。
ビタミンB12は、神経細胞の修復やアセチルコリンの合成にも不可欠です。山口大学医学部の山田通夫教授がアルツハイマー病患者にビタミンB12の大量投与(500〜1500μg)を試みたところ、7割に劇的な改善がみられたことが報告されています。
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