生理痛・——月経困難症・月経前症候群——(2)
〈熱源は、麦・雑穀ご飯でしっかり確保〉
生理痛を訴える女性は、同時に冷え症のケースが多くみられます。冷えは血液の循環を妨げたり、体内の酵素活性を低下させてホルモンバランスを乱し、子宮や卵巣の機能を低下させます(図1)。
糖質・脂質・蛋白質を体内で熱に変えるには、ビタミンB群、クロム、亜鉛、マンガンなどが必要で、これらは穀類の胚芽部に多く含まれます。熱源は、麦・雑穀ご飯(麦2〜5割に、二分搗米または発芽玄米)で確保しましょう。
動物性食品は一般には体を温めると考えられていますが、肉食をすると赤血球が固まって血液が粘っこくなり、血行が阻害されて、かえって冷える元になります。
〈低血糖を招く白米・白砂糖は厳禁〉
生理に伴うイライラやうつ症状を和らげるには、脳細胞のエネルギー源となるブドウ糖を十分に確保することが大切です。麦・雑穀ご飯はブドウ糖の供給源としても優れています。
白米などの精製穀類は、糖の代謝に必要なビタミンB群が取り去られているため、ブドウ糖が脳で有効に利用できません。
特に白砂糖は厳禁です。生理前に無性に甘い物を食べたくなる女性がいますが、白砂糖のとり過ぎは一時的高血糖のあと低血糖症を招き、脳に必要なブドウ糖が不足してイライラを募らせます。
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