生理痛・——月経困難症・月経前症候群——(4)
キーミネラルはマグネシウム
生理痛には、今お話した子宮の収縮・痙攣からくるものと、ムクミからくるものとの二つのタイプがあり、微量栄養素ではどちらもマグネシウムが関係しています。
〈ムクミ〉マグネシウムが不足すると細胞膜の“ナトリウム・カリウムポンプ”の働きが円滑にいかず、ナトリウムが細胞内にどんどん入り込んできて、細胞内にたまったナトリウムは浸透圧の関係で細胞内に水を呼び込み、細胞はパンパンにふくれてしまいます。
血管壁の細胞にムクミがおこると、子宮内の血行が阻害され、生理痛がおこります。
また、手足や顔もむくみやすくなり、生理でムクミがおきる人は基本的にマグネシウム不足が原因で、これが生理時のホルモンの変動で助長されると考えられます。
〈痙攣〉マグネシウム不足はまた、細胞内へのカルシウムの流入を招き、細胞内に過剰にカルシウムが入り込むと細胞が収縮し放しになってしまいます。子宮内膜血管系の攣縮が引き起こされる結果、痛みが生じると考えられます。
マグネシウムは未精白穀類、豆類、海草類、緑黄色野菜に多く、高脂肪・高蛋白食や精製加工食品の多い現代型食生活では不足が心配されます。さらに、飲酒や肉体的および精神的ストレスでも非常に失われやすいので、積極的な摂取を心がけたいものです。
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