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2009年9月

2009年9月30日 (水)

腎臓病(2)

腎臓病も全身病

 そういう意味では、特に腎臓がどうのこうのというのもおかしな話ではあります。
 全身どの器官をとっても全体として命を養なう構成要素です。全体がその器官の存在を保証し、その器官も全体に影響を及ぼしているわけです。俗な言葉でも「小指の痛みは全身の痛み」ともいいます。腎臓のトラブルもただその腎臓だけを切り離して考えるだけではなく、やはり全身の健康管理をしていくなかでバランスを考えて対処すべきものでしょう。

気をつけたい悪循環

 ただ、私たちの体はどこかに弱点があるとそこに犠牲がしわ寄せになりやすいということがあります。その傾向が悪循環的に進行してしまうと、特定の器官に急速に負担がかかるようになります。そういう意味では腎臓は他の器官にさきがけて壊れてしまいやすい器官だということはあります。肝臓や心臓のほうがその後から壊れるという傾向にあるようです。
 そういう意味で今回は弱点になりやすい腎臓に注目して対策を考えてみたいと思います。

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2009年9月29日 (火)

腎臓病(1)

健康自衛の
気構えと知識を

 最近どうも体がむくんでしまって、なかなかとれないので病院で診てもらったら急性腎臓炎といわれたとか、長いこと腎臓が悪かったが、ついに人工透析をしなくては生きていけなくなったといわれたという話を良く聞くようになりました。
 因みに腎臓悪化による人工透析と糖尿病によるインスリン注射は病院が安定的に収益をあげることができる方法です。病院倒産の件数が増えている昨今、悪徳病院の経済注射(病院経営上の隠語で、本当は必要がないのに、病院側が採算の必要上打つ注射)の犠牲者にならぬよう注意したいものです。
 肝臓病の場合もそうですが、なってしまってから、どうしようかと悩んだり、悔しい思いをする前に、ならないよう十全の気配りをし、手を打っておくべきだと思うのです。
 打とうと思えば打てたのに、その手を打たずに病気になったという話は、その原因はどこにあったというべきでしょうか。きつい言い方をすれば、その人自身に求められるべきではないでしょうか。
 自分のうかつさゆえで、一生棒に振らなくてはならないとしたらこんな悔しいことはありません。
 なってから後悔の涙にくれないよう、転ばぬ先の杖として、健康に関する知識・情報を自分のものにしておきたいものです。そのお役にたちたいというのが私たち自然食ニュースの願いです。

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2009年9月28日 (月)

糖尿病の人の運動療法について(5)

運動が適さない人、 
できない人は

 網膜症などの合併症が進んでいるなど、運動は控えた方が良い場合もあります。動脈硬化が進んでいる場合も過激な運動は禁物です。こうした合併症が進んだ人や、また、体力がなかったり、心臓疾患などの病気を併発している人は、食事指針を守り、ミネラルやビタミンなどが総合的に入っている微量栄養素のサプリメントを毎食欠かさずとって、さらにDHEAのサプリメントも試す価値があります。
 セレニウムやバナジウムはグルコーストランスポーターの受容体に関係するという研究報告が、また、DHEAはグルコーストランスポーターの数を増やす効果があるという研究報告があります。

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2009年9月25日 (金)

糖尿病の人の運動療法について(4)

色々と工夫して運動を

 雨の日、大風の日にもこの運動をしようと思ったら、何か室内でできる運動具があると良いでしょう。階段のぼり同様の運動ができるステッパー、その上を歩くことができる歩行ベルトなどなど。電動モーター付歩行ベルトでは時速5〜7km位で歩きましょう。
 歩行時の足底からのショックを防ぐには今、流行の靴底に空気クッションのある運動靴がおすすめです。
 すでに合併症が目に出ていて、眼科の先生から運動を禁止されている人は、ストレッチ(静止してする筋肉の伸縮)をして下さい。たとえば両掌を合わせて左右から全力を込めて押すようなストレッチは8秒間持続がコツです。
 NHKですすめているダンベルやゴムひも体操は糖尿病の人にもおすすめです。これらはスポーツ用品店に用具を売っていますし、本屋さんでもそれぞれの解説本が売られています。
 膝や足首などが痛くて速歩ができない人はプールのはしを全力で水中歩行するというのも有効です。プールでの運動は別に泳ぐのでなくとも糖尿病の方に特におすすめです。

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2009年9月24日 (木)

糖尿病の人の運動療法について(3)

運動は
タイミングが必要

 そしてこの効果をあげる運動はタイミングが必要です。食後30分後にスタートで30分大股速足で歩くのがベストです。血糖値が上り、インスリンが出ている時に一番効果があがりやすいのです。そして毎日継続することがとても大事です。犬の散歩ではしょっちゅう止まるので駄目です。
 外を速歩で歩く時は、歩幅は大きくとりましょう。また手を大きく振ったり軽目のダンベルなどを持ったりするのも有効です。
 食後30分にこの強目の運動をするには食事は30〜40分かけてゆっくりよく噛まないとお腹が痛くなってできないでしょう。糖尿病の人は特にゆっくり良く噛むことを心がけて下さい。

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2009年9月18日 (金)

糖尿病の人の運動療法について(2)

運動療法が偉力を発揮

 それなのに脂肪細胞や筋肉細胞に血糖のグルコースが入っていけない理由は、インスリンレセプターの故障か細胞膜上にグルコースを通すべく開くドア、グルコーストランスポーター4の数が足りないからと考えられています。
 そして、このグルコーストランスポーターを人並みに増やそうという時に偉力を発揮するのが適切な運動です。
 本誌の加藤邦彦先生のインタビューを充分心して何回も読み、その趣旨を理解した上で、糖尿病の運動療法ととり組んで下さい。
 早ければ1週間で、遅くとも1ヶ月もあれば、ほとんどのケースで上首尾にいくことでしょう。
 まず、運動の目的はグルコーストランスポーター4を人並みに増やすことです。
 一般的にいわれているような1日に200kcalを消費するためではありません。
 そのための運動はまず強さが要求されます。運動の強さは脈拍のテンポでわかります。脈拍が1分間に120〜130になる位の強めの運動を毎日1時間して下さい。
 糖尿病の方は体が疲れやすいので、2回か3回に分けてこの運動をして下さい。
 よく1日に1万歩歩きましょうといわれていますが、この脈拍でしないと大した効果は期待できません。

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2009年9月17日 (木)

糖尿病の人の運動療法について(1)

糖尿病とは

 糖尿病は脂肪細胞と筋肉細胞の中に血糖(グルコース)が上手に入ることができなくなった病気です。その結果、血糖値が高かったり尿糖が出たりします。
 この二種の細胞は細胞の中にブドウ糖が入ろうとするときにインスリンが必要な細胞です。
  型の糖尿病(IDDM)は、このインスリンが膵臓が壊れたために出なくなったため、注射によるインスリンに依存しないといけなくなった病気です。
 先頭のIは注射によるインスリン。最初のDはDEPEND=依存するのD。次のDMはDiabetes Mellitus(糖尿病)の頭文字です。大人になってみつかる糖尿病はほぼ全員が 型ですが、これはN−IDDMと呼ばれています。このIも 型同様注射によるインスリンですから、注射によるインスリンに依存しない糖尿病と病名に書いてあるわけです。これはインスリンが出ているから注射によるインスリンには依存しないということで、特に初期の境界型糖尿病ではインスリンは健常者の2倍くらいの人もいるくらい沢山出ています。

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2009年9月16日 (水)

微量栄養素講座6 糖尿病(2)

・ビタミンではB群全般、なかでもビオチン(B7)、ピリドキシン(B6)が不足していると耐糖能が低下します。ナイアシン、B12の多目の摂取が耐糖能を向上させるケースがあります。
・細小血管障害を予防するにはビタミンCを摂取することがポイントです。
・神経障害の予防のためには血糖値を下げることがポイントです。この鍵は運動です。食後30分に30分の強めの運動、例えば脈拍が120〜130になる位の歩行を合計1日1時間以上しましょう。
・食事療法は複合炭水化物(精製加工していない穀物、例えば麦ご飯など)を中心とします。これは砂糖などは摂るべきでないということも意味しています。
・食物繊維は大いにとるべきです。これらは単に腸からの糖分の吸収の急上昇急降下を避けられるという以上の効果が期待できます。
・豆類の繊維も特に有効です。麦ご飯に納豆を添えればアミノ酸スコアも理想的になるでしょう。
・多年にわたる調査からみても、米国で菜食中心の食事を守っていることで知られるセブンスデーアドベンティスト教団の信者は、普通のアメリカ人に比べると糖尿病発生率は約半分です。
・白砂糖はそのままでも糖尿病の引き金になるとみなされており、白砂糖が直接の引き金にならなかった人々の間でもコレステロールの増加や中性脂肪化のもとになるという型で危険因子になっています。
・白砂糖が駄目でも果糖なら良いと思う人がいますが、糖尿病にとっては果糖も白砂糖同様に良くない結果をもたらします。
・糖尿病患者の尿中の亜鉛・マグネシウム排出量は約2倍に増大しています。
・合併症の対策には、亜鉛、マグネシウムの不足がないようにすることが大事です。眼の網膜は体内で一番亜鉛を必要としているからです。
・活性酸素を抑制するビタミン・ミネラル・植物性生理活性物質が総合的に入ったサプリメントで、亜鉛、マグネシウム、クロム、ビタミンB群などを毎食摂取することは耐糖能をあげるとともに免疫能をあげ、創傷治癒を促進します。そしておこるかも知れない合併症を予防します。

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2009年9月15日 (火)

微量栄養素講座6 糖尿病(1)

・糖尿病の代表的症状は口渇、体重減少、視力低下、慢性疲労等です。
・動脈硬化、腎機能低下、眼底出血、細小血管障害、神経障害などの合併症が進行しやすいので要注意です。
・若年に多いI型糖尿病と、中年以後に多いインスリン非依存型の 型糖尿病、その他の病気が原因で引き起こされる二次性糖尿病(膵疾患、内分泌異常疾患、遺伝によるもの、その他)などに分類されます。
・ブドウ糖の代謝異常がおきている—というのが各種糖尿病の共通点です。それは耐糖能テストで大体わかります。
・これは食事をしてある時間がたつと、血液中の糖分や尿中の糖分の値があがり、さらに時間が経過すると減少してくるという性質を利用して測定するものです。
・診断の基礎となる判定基準を国際的に統一するため、日本でもWHOの基準にあわせ、ブドウ糖の負荷量を75グラムとし、空腹時と二時間後の値を測定します。
・この基準をオーバーしていると、糖尿病と診断される程度の糖代謝異常をおこしているということになります。
・この耐糖能テストで、ギリギリ近くの境界型の人が加齢とともに増えてきます。そういう人が一番注意しなくてはいけないのは高インスリン血症の結果としての動脈硬化です。
・加齢による耐糖能の低下は、運動量の低下、筋肉の減量などの他、ミネラルのうちセレニウムやバナジウム、クロムの摂取不全によるインスリンに対する感受性の低下が原因なことが多いようです。
・細小血管障害は腎機能低下、眼底出血、痴呆などを引き起こしますが、一般的には糖尿になって十年位がすぎてから本格化します。
・薬物過剰摂取などで低血糖が起こるさいには、自律神経が機能亢進の反応を起こし、そのせいで動悸、ふるえ、冷や汗などが出ることがあります。
・血糖値の空腹時の値を60〜110mg/dl、食後二時間値で200を超さないこと、体重を標準体重の上下一割内にコントロールすることを目標とします。
・食事の摂取カロリーは成人以降で一日一八〇〇キロカロリー〜二〇〇〇キロカロリー程度で、規則正しく摂ること、砂糖・果物など急に血糖値を上げるものは控えることが大事です。
・全体として脂肪の摂取を抑え、繊維の多い食品を多目にとることがすすめられます。

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2009年9月14日 (月)

微量栄養素講座5 ガン(22)

亜鉛

・前立腺ガンは亜鉛が少ない人がかかりやすいということがよく知られています。同時にビタミンAも重要な因子です。(不足するとかかりやすい)
・ガン細胞中には亜鉛が少ないことはよく知られています。(男性ホルモンは多い)
・(亜鉛に拮抗する)カドミウムが多くなると、亜鉛は相対的に不足します。
・ガン細胞中からはカドミウムが比較的高い濃度で発見されることが多いのです。


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2009年9月11日 (金)

微量栄養素講座5 ガン(21)

ヨウ素

・ヨウ素の血漿濃度が低い女性では、乳ガン、卵巣ガンの危険があるという調査報告があります。

マグネシウム

・充分にとっているとガンの発病率と死亡率をともに減らすという報告があります。

セレニウム

・セレニウムの欠乏は、ガンの危険を拡大させるということはよく知られています。
・毎日250〜300マイクログラムのセレニウムを摂取することが大部分のガンを防ぐということです。
・日本人のセレニウム摂取量は、欧米風の食事をしていれば毎日100〜150マイクログラム、和食に徹すれば毎日200〜250マイクログラムのセレニウムを摂取できると見積られています。
・以前はセレニウムに発ガン性があるのではないかといわれた時代がありましたが、現在ではそういう根拠は見当らないとされています。
・動物実験によると、セレニウムの充分な投与はすでにガンにかかっている動物も35%程度が回復することが観察されており、食事の中にセレニウムが不足していることが、そのガンを発ガンさせたのではないかと考えられています。
・人間の場合もガンの患者に全血及び血漿セレニウムが少ないことがわかっています。
・セレニウム不足に加え、ビタミンAとビタミンEが不足するとガンの発病率はあがります。
・セレニウムが不足している人が、タバコをのみ、かつ、ビタミンA、ベータカロチンが不充分だと肺ガンの率が高くなるという調査結果もあります。
・中国人のガン死亡率を調査したところによると、血中セレニウム濃度が低いところほど、ガン死亡率が高いという傾向にあり、同様のことは食道、胃、肝臓のガンで見られたということです。
・多くの調査の結果、成人が今後、ガンにかかる危険性は(ビタミンA、ベータカロチン、ビタミンEの血漿濃度水準ではなく)血漿セレニウムの濃度で予測されるということです。
・血漿セレニウムの水準が、1リットル当り45マイクログラム以下だと、特にガンにかかる危険性が高いという調査結果があります。
・大腸ガン、前立腺ガン、乳ガン、卵巣ガン、白血病の場合、特にこのことが重要ということです。
・乳ガンの研究でもセレニウム投与はマウスの乳ガンを正常化ないし延命するのに効果がありました。
・皮膚ガンの研究でも血漿セレニウムの低水準が発見されています。

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2009年9月10日 (木)

微量栄養素講座5 ガン(20)

カルシウム

・大腸ガンは家族病歴が注目されるガンですが、毎日1.25mgのカルシウムを与えていると、2〜3カ月たつと、直腸粘膜を生検しても異常を示す率は、大腸ガンにならない家系の人々と同じ程度になります。
・カルシウム含量の少ない飲水を飲む人々は大腸ガンにかかる率が高いのですが、そういう水源の人々もカルシウムたっぷりの食事をしていれば大腸ガンにかかる人はあきらかに少ないのです。
・たぶん、大腸内で、鹸化することによって、胆汁酸の悪影響からブロックされるためと思われます。
・現代人は大腸ガンが増えていますが、これは食事の中で脂肪分が増えているためといわれてます。脂肪は胆汁酸の量を増やし、これが大腸ガンを促進するからです。
・しかし、カルシウムイオンが充分あれば、胆汁酸の毒性は鹸化されて防がれます。
・カルシウムはリンによって拮抗されるので、リンの多い食事は相対的にカルシウム必要量を増やします。(カルシウム不足におちいりやすい)
・カルシウムだけより、ビタミンDをともに摂取した方が、大腸ガンの危険が低くなります。

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2009年9月 9日 (水)

微量栄養素講座5 ガン(19)

ビタミンB12と
ビタミンC

・ビタミンCに加え、同時にB12があるとガンに対する防御効果が更によくなります。
・動物実験ではすでに出きてしまったガンもB12とCのために崩壊することがあることを示しています。

ビタミンE

・大便中には発ガンのきっかけになる細胞に突然変異をもたらさせる物質がありますが、ビタミンEを充分に与えていると、この変異原は79%も減少したという研究があります。ビタミンEもニトロソアミンの構成を妨害するのかも知れません。
・学生を使った人体実験では、毎日400IU程度のビタミンE投与でこの効果はあります。
・腸ガン…ビタミンEの低水準は腸ガンの死亡率を増加させるという統計があります。
・乳ガンの患者の血漿中のビタミンEの平均値は4.7mgで、これは通常人の平均6mgより低いという調査結果もあります。
・肺ガン患者についても同様のことがいえます。
・ビタミンEは、細胞毒性をもつタイプの抗ガン剤の効果を高めると思われます。従ってビタミンEを充分与えるならば抗ガン剤の投与量を減らすことが可能で、投与された人の健康な細胞も受ける毒性も減ることが期待できます。
・試験管下の調査によれば、ビタミンEは培養されたマウスの神経細胞腫の成長を抑制し、正常な成長に引きもどす役割を果しました。また、黒色腫の成長抑制の効果もありました。
・動物実験によると、ビタミンEは抗ガン剤アドリアマイシンが引きおこした心臓及び皮膚に対する毒性(脱毛も含む)を打ち消します。人間の場合もビタミンEはアドリアマイシンの副作用を抑止するのに役立つでしょう。
・やはり顕著な脱毛をもたらす抗ガン剤ドキソルビシンを投与されたガン患者に、毎日1600IUのビタミンEを与えたところ、その69%が脱毛しなかったという報告もあります。このケースでは、もし、抗ガン剤投与に5〜7日ほど先立ってビタミンEを与えていたら、脱毛する人はもっと少なかったのではないかともいわれています。

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2009年9月 8日 (火)

微量栄養素講座5 ガン(18)

ビタミンAと
ベータカロチン

・セットでの充分な摂取がいくつかのガンの危険性を低くすると考えられます。
・口腔ガン…フィリピンのイフカオ族が愛用しているキンマかみタバコは、口腔内の細胞の発ガン性を促進します。しかし、ビタミンAとベータカロチンを十分与えると、この危険性は大きくさがります。

ビタミンC

・様々なガンについて防御因子としての働きがあるようです。ガン死亡率の調査によると、すべてのガンで血漿ビタミンCの水準が低いということがわかりました。
・ガンになってしまった場合でも、ビタミンCを大量に投与するとそれだけ生きている時間が長くなるということもわかっています。

・一日10gという大量ですが、ビタミンCを経口的に与えていくと重症な患者でも、2割近くの人が一年以上延命するといわれています。
・ビタミンCは、ある種の抗ガン剤の効果を高めるともいわれています。
・胃ガンなどでは、食べ物の組みあわせでできる発ガン性物質の生成を妨害するともいわれています。これは毎日1〜2グラムのビタミンCをとるだけで効果があらわれるようです。
・ハワイに移住した日本人の胃ガン発病率を、ハワイに移住した白人、ハワイ生れの日本人、日本で生活している日本人の胃ガン発病率で比べてみると、日本で生活している日本人、ハワイ移住の日本人、白人の順で多いのです。
・食事を分析してみると、胃ガンと魚の干物、漬け物に米飯とは正の相関性があり、新鮮な果物とビタミンCの摂取とは負の相関性にあります。
・これは胃ガンはニトロソアミンで引きおこされ、ビタミンCがその生成を妨げるという仮説と一致します。
・ニトロソアミンが肝臓にダメージを与えることはよく知られています。食べもので、アミンと亜硝酸塩を与えるとニトロソアミンが合成されるので肝臓も障害されますが、同時にビタミンCを与えたところ、肝臓は障害されませんでした。これはビタミンCが亜硝酸塩とアミンの結合を首尾よく妨害したことを示します。

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2009年9月 7日 (月)

微量栄養素講座5 ガン(17)

葉酸

・まだ前ガン症状程度の人で調査した結果によると、そのような異形成のある人の血漿を調べてみると、葉酸が少なく、食事療法で葉酸を与えた場合、異形成の多くが正常化したという報告があります。

ビタミンB6

・ビタミンB6はチミジンの生合成に欠かせません。そのため発ガン物質との接触によるタイプの発ガンにあたってはB6の欠損は大きなダメージになります。

ビタミンA

・ビタミンAも発ガンを抑止する栄養素の一つです。ビタミンAの大量摂取と発ガンリスクの減少との相関関係はそれまでのビタミンAの不充分な摂取で免疫力がおちていたのが、その充分な摂取で免疫力が高まったことによるのかもしれません。
・ビタミンAの大量摂取はマクロファージの働きを活発にし、不充分な摂取はT細胞の働きを抑圧します。
・乳ガン等の場合、化学療法は血漿中のビタミンAの水準を低くします。同じことはビタミンEについてもいえます。
・血漿ビタミンAが平均と同程度か、それより多かった人の83%は化学療法がそれなりの効果をあげました。(残りの17%は化学療法をほどこしても良くなるということはありませんでした。)
・血漿ビタミンAが平均より下まわっている人では、化学療法で36%が効果をあげ、24%が現状維持、40%が悪化しました。
・ビタミンAが充分なグループと充分ではないグループでみると、ビタミンEはとりたてて差がありませんでした。
・ビタミンA摂取量が少ないグループは、そうでないグループにくらべ頚部のガンで2倍の危険性があるという報告があります。
・肺ガンでは血漿ビタミンAの量との相関関係はみられません。前立腺ガンでは血漿中の亜鉛の量とビタミンAの量は相関関係をもちます。胃ガンではビタミンAの不足は危険性を約2倍に増やします。

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2009年9月 4日 (金)

微量栄養素講座5 ガン(16)

微量栄養素として
評価できるもの

aベータカロチン

・ベータカロチンの摂取量と発ガンリスクは反比例の関係にあります(肺ガンを防ぐ効果)。
・ベータカロチンは体内でビタミンAに転化しますが、肝臓病、甲状腺異常がある人は、その転換が妨害されます。
・ベータカロチンは、ニンジン、カボチャなど緑黄色野菜に多く含まれており、血漿のベータカロチンを調べてみて、その濃度が低い人ほどガンにかかりやすいことがわかっています。
・ビタミンAが多い食事をとっていても減らないガンリスクも、ベータカロチンでとると減るということもあります。
・イヌイット(エスキモー)はかみタバコを愛用します。そのため口腔ガンが多いのですが、彼らはレバーを含む肉類を食べるので、血漿ビタミンAは正常な水準にあります。しかし、緑黄色野菜をほとんど食べないので、ベータカロチン値は低いのです。

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2009年9月 3日 (木)

微量栄養素講座5 ガン(15)

水素添加
マーガリンの害

・マーガリンやショートニングの多くは水素添加されたタイプのものが多くあります。このタイプは発ガン性が疑われています。
・オリーブオイルも、ガン細胞がすでにある人は、その転移を容易にするので、やめた方が無難です。
・オリーブオイルに多く含まれる不飽和脂肪酸がそのわるさをするようです。
・オメガ3、オメガ6と呼ばれるタイプの必須脂肪酸は、この危険性に対し、防御的に働くようです。

フッ素化合物の害

・発ガン性が心配されています。試験管下の観察では45〜135ppmの濃度のフッ素化合物が細胞に予期せぬ遺伝子変調をもたらすことが観察されます。練り歯磨き、及び口内洗浄剤には、この2〜3倍の濃度のフッソ化合物が虫歯予防のために含まれていることが多いのですが、これが発ガン性を持つのではないかという疑問を引きおこします。

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2009年9月 2日 (水)

微量栄養素講座5 ガン(14)

白砂糖の害

・大腸ガンの調査結果では、大腸ガン患者は、そうでない人と比べると、約16%のエネルギーを多く消費していることがわかりました。その大部分が白砂糖と脂肪の形での摂取です。

・21ヶ国にわたる調査でも、45才以上の女性の場合、白砂糖の摂取過剰が乳ガンによる死亡の主要な危険因子であることを示しています。

・動物実験によっても、ラットの場合、白砂糖過剰はでんぷん過剰より、明らかに乳ガンを増やします。

・人間の場合でも白砂糖は乳ガンを増やし、未精白の穀物は、乳ガンのリスクを減らします。

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2009年9月 1日 (火)

微量栄養素講座5 ガン(13)

禁酒

 アルコールは上気道と胃のガンと関連しています。ビールの過飲は肺ガンと直腸のガンと有意的に相関しています。

燻製・ピクルス(酢漬)・塩漬を避ける

 胃ガン・食道ガンを増加させます。ニトロソアミンと多価芳香族が犯人と思われています。

卵と揚げ物の危険性

 菜食主義で知られるセブンスデイアドベンティスト教団の婦人で週三回以上卵を食べる人は、週一回卵を食べる人と比べて三倍以上の卵巣ガンの危険があるという統計があります。魚、チキン、じゃがいもも油で揚げるという調理法に限ってのことですが、この卵と同じ危険性を持っています。これはおそらく細胞毒性を発揮するタイプのコレステロールの合成量を増やすのです。

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