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2009年7月 9日 (木)

微量栄養素講座4 ミネラル各論(3)

カルシウム C

 細胞外液に多いミネラルです。
 歯や骨をつくるミネラルとしてよく知られていますが、摂取量は不足がちです。
 神経の伝達や筋肉の収縮、ホルモンの分泌にも、マグネシウムと対抗的かつ相補的に働きながら大事な役割を果たしています。

 私たちの体は60兆個もの細胞でなりたっていますが、これだけ多くの細胞を生体の一部として、統一的機能を保ちつつ働かせるためには、強力な神経が必要です。

 カルシウムはその神経の働きになくてはならないミネラルです。
 日本は火山灰で大地をおおわれているため、普通の食事では不足しがちです。大地にカルシウムがたっぷりのイギリス人に比べて、日本人が短気でイライラしやすいのは、カルシウムの摂取量が英国人は多く、日本人は少ないためといわれます。

 食品中のカルシウムはリンと結合していることが多いので、腸からの吸収率がよくありません。
 せっかくとっても吸収されないのでは何もなりません。

 加工食品や自動販売機で買うジュースなどの中には、リンが多いので注意が必要です。サプリメント(栄養補助食品)や電解イオン水で毎日の補給をした方がいいミネラルの一つです。

 血中のカルシウムが不足してくると、血液が酸性に傾こうとします。
 そうなると副甲状腺のホルモンが自動的に血液中に流れ出し、その働きで骨からカルシウムが血液中に溶け出して、血中のカルシウム不足を補い、酸アルカリのバランスをとろうとします。

 この時、どうしてもカルシウムが多目に溶け出してしまうので、余分なカルシウムが動脈硬化部にたまって動脈硬化をひどくしたり、結石のもとになったり、毛髪中に多量に出たりします。
 逆に、カルシウムを特に沢山摂っているわけではないのに、毛髪分析で多く出ると(マグネシウムも多くでる)骨からカルシウムが溶け出していることが推定できます。

 こういう時は他の主要なミネラルが少なくてもカルシウムとマグネシウムは多く出てきます。

 カルシウムの吸収にはビタミンDが必要です。
 ビタミンDが活性化するためには日光浴が必要です。
 吸収を妨害する要素としては、植物繊維に多いフィチン酸、しゅう酸、亜鉛の大量投与、脂肪のとりすぎなどがあります。

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