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2009年7月 2日 (木)

微量栄養素講座2 五大栄養素(3)

ミネラル

 良く知られたミネラルに鉄(不足すると貧血)とかカルシウムがあります。
もともとミネラルは、宇宙の構成要素である元素なのです。

 私たち人体の元素を調べてみると、ほとんどは、酸素、炭素、水素、窒素です。この四つで全体の96%が占められます。

 元素と区別してミネラルというときは、この四つははずして考えます。

 残りの4%の元素のうち9割を占めるミネラルがカルシウム、リン、カリウム、硫黄、塩素、ナトリウム、マグネシウムの7つです。
 この7つを多量元素(マクロミネラル)と呼びます。

 残りの1割がグンと量の少ない、しかし大事な働きをしている微量ミネラルです。

 これらはその構造上の陽子や中性子のまわりをまわっている電子のやりとりを通じて、エネルギーの移動がスムースにできるので、生体の中で大事な働きをしている無数の酵素にくみこまれて、その活性度を左右しています。

 マクロミネラルのうち、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム等は人間を含め、生命現象が海の中でうまれた名残りで、血液など体液の中で電解質として存在して、その酸・アルカリのバランスを保ったりする上で大事な働きをしています。

 私たちの肉体は基本的に蛋白質の代謝がその中心になって、時々刻々と変化しています。

 その変化の中で体温も維持され、活動のエネルギーもうみだされます。
 私たちの体は一大生化学工場です。

 その変化は、数千とも数万ともいわれる酵素が媒介するから可能なのですが、酵素が働けるのはミネラルを中核にもち、その電子のやりとりで活性化されているからに他なりません。

 そういう意味では、ミネラルこそ栄養素の活動の中心といっても過言ではないのです。必要なミネラルがないと生体の代謝のほとんどはうまくいきません。

 その過不足が定期的に伸びてくる毛髪中の量に反映されるのです。

 毛髪はテープレコーダのテープのように、その人のミネラルの過不足を記録しています。

 たとえばある人が鉛の汚染をうけたとします。
 まっ先に血中濃度があがりますが、その摂り込みがなくなればすぐ血中からは消えてしまいます。
 次の日血液をしらべても何にもわかりません。

 尿も同じようなものです。
 しかし毛髪はしっかりとその汚染を記録しています。
 しかもいつごろ汚染があったかも、その鉛がふくまれていた髪の毛の位置でわかります。女の人の長い毛髪を1cmきざみに調べれば、例えば30cmあれば、30ヶ月の過去にさかのぼって調べられるわけです。

 また、カルシウムなど食事からの摂取量の不足がつづいても血中濃度ではわかりません。
 血液中のカルシウムが不足すると自動的に骨からカルシウムが溶けてバランスをとってしまうからです。

 しかし、毛髪ではその異常をキャッチできます。


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