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2009年7月 7日 (火)

微量栄養素講座4 ミネラル各論(1)

ナトリウム Na

 血液や細胞外液に多く溶けており、細胞の新陳代謝を活発にするとともに、体内の水分の調節をしています。

 筋肉の細胞が神経の刺激で働く時(何らかの運動をする時)は、瞬間的にナトリウムイオンが細胞の中に入ってきて、その分カリウムが細胞の外に出ます。

 普通はナトリウムポンプのシステムが働いて、ただちにナトリウムを細胞の外に汲み出すのですが、それが何らかの事情でうまくいかないと、細胞内にナトリウムが増えたままになってしまい、それは浸透圧の関係で水分を細胞内に呼び込むので、細胞の中に水分が多くなってしまいます。

 これがむくみの典型的なパターンです。
 一日立ちっぱなしの仕事をしている人は、夕方になると足が太くなっています。
 これも、生理的に見ると、このむくみ(水ぶくれ)です。

 もし、それが血管の細胞ですと、血管が水膨れで厚くなるので、血管の内腔を狭くしてしまい、高血圧のもとになります。

 このナトリウムポンプが正常に働くには、細胞内にマグネシウムが充分にあることが必要です。

 また、ナトリウムは、カリウムと対抗的かつ相補的に働いて、神経刺激の伝達をする場面でなくてはならないミネラルです。
 カリウムが神経や筋肉の興奮をさせる働きをしますが、ナトリウムはこの興奮をととのえる働きをします。

 ナトリウムは食塩から十分に摂れるので、通常は不足するということはありません。

 代謝の調節は副腎皮質ホルモンがしています。
 排泄は90%が尿からで残りは汗から出ます。

 のぞましい摂取量は1日10グラム以下といわれますが、日本人は実際には平均値で12グラム程度摂っているのです。

 食品にもともと入っている量は3グラム。
 加工業者が加える分が3グラム。
 残り6グラムは消費者が塩としてふりかけています。
 つけものは特に塩からいので要注意です。

 化学調味料や甘い清涼飲料水などからもナトリウムは入ってきます。
 高ナトリウムは胃ガンを誘発することもわかっていますから塩からいものは思い切ってカットした方がいいということです。

 どんなにカットしたつもりでも必要量程度は摂取しているのです。

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