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2009年6月

2009年6月29日 (月)

微量栄養素講座2 五大栄養素(1)

 私たちが毎日食べなければならない栄養素をよく五大栄養素といいます。

 蛋白質
 脂  質
 糖  質
 ビタミン
 ミネラル

が五大栄養素といわれています。

 この他に最近は

 第6 食物繊維質
 第7 各種生理活性物質

も加えて考えるようになってきました。

 この講座ではミネラルに重点をおいて学びますが、ここでこれらの五大栄養素について概観しておきましょう。


蛋白質

 蛋白質は人体を構成する基本的な物質です。

 この蛋白質は100%自分の体内で生合成されます。

 たとえば卵の蛋白質を食べたとしても、胃腸で消化され、アミノ酸に分解されてから、吸収されます。

 分解されないまま例外的に吸収された蛋白質は、生体に紛れ込んだ異物として、免疫システムの攻撃対象となり、アレルギー反応をおこすもとになります。

 つまり、私たちの蛋白質を作り上げる原料のアミノ酸の重合体が食物中の蛋白質です。

 人体の蛋白質は、腸から吸収され血液を通じて配給されたアミノ酸を原料とし、それを必要とする現場の細胞の中で遺伝子情報に従って我が身特有の蛋白質に組み立てられます。

 肝臓や腎臓、胃袋、毛髪など組織の新陳代謝が盛んなところではアミノ酸を大量に消耗します。

 遺伝子は生殖関係の細胞に限らず、肝臓を始め全身のどの細胞にもあり、自分のコピーを正確につくる設計図の役割を果しています。

 人体の構成部分の新陳代謝は案外速いスピードで行なわれるので、蛋白質も、毎日体重1キロあたり0.36グラム消耗されます。

 食物で摂る場合、体重1キロあたり1.18グラムの蛋白質を補うことになります。

 ただ、アミノ酸は種類が20種ありますが、そのうち8つは自分の体内では合成できず、どうしても食物から摂らなければなりません。

 この8つを必須アミノ酸といいます。

 一日30種の食物を摂ろうと厚生省が呼びかけているのは、ビタミン、ミネラル、アミノ酸のバランスを良くしようという意図もあるのです。

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2009年6月26日 (金)

微量栄養素講座1 健康は、細胞レベルで考えよう(5)

「生命の鎖」理論と現代人の健康

 ビタミンB群の一つ、パントテン酸の発見者であるロジャー・ウイリアムス博士は、細胞の生命を維持するためには、少なくとも、18種類のミネラル、20種類のビタミン、8種類のアミノ酸が一定量そろい、相互に支え合っている状態で細胞外液に溶け込んでいることが必要であると述べています。

 これを「生命の鎖」理論とよびます。

 46種類の分子のどれか一つ欠けても鎖としての働きは失われ、細胞の病変につながります。

 逆の見方をすると、細胞の健康度、元気度はその揃い方によって、極めて快調から、死に至るまで無限ともいえる様々な段階があるといえます。

 完全な健康は全身の細胞が最高に快調になった時ともいえます。

 アメリカでは、この生体内に本来あるべき分子を揃え、正常化して病気に対処しようという考え方が、栄養学から医学の分野にその実践の場をひろげ、「分子矯正医学」の名のもとに着々と成果を上げつつあります。

 細胞の栄養環境は、現実には必要な養分がいつも揃っているとはかぎりません。現代人の九割もの人が、健康とは言い難い状況にあるというのは、むしろ、何かが欠けているのが常態であることを示しているといえましょう。

 そこで、どうしても活用して欲しいのが毛髪分析による生体ミネラルのチェックです。

 栄養分のうち、一番不足し易く、不足すると健康に一番影響が出やすいミネラルが充分摂れているかどうかは、実は髪の毛を調べればかなりの程度わかるのです。
 これらに関して正しい知識をご自分の生活に生かした時、あなたはこれから先、一生の間に100する筈だったかもしれない病気を、限り無くゼロに近く減らすことができますし、健康を実現して、自由に楽しく暮らすことができます。病気で入院するというのは、監獄生活を送るようなものですから…。

 是非ご一緒に勉強していきましょう。

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2009年6月25日 (木)

微量栄養素講座1 健康は、細胞レベルで考えよう(4)

人の体を作っている細胞、
その細胞をとりまく細胞外液

 人体の細胞は、オギャーと生れる十月十日前、母の卵子に父の精子が飛込んだ直後から細胞分裂がネズミ算式に続いて、成人を迎える頃にはついに60兆個にもなるのですが、そもそもの始めは一個の細胞だったわけです。

 細胞の中には遺伝子をおさめた核を始め、さまざまな器官があります。

 地球上に生命が誕生したのは、原始海水の中でウイルス状物質がつながった、将来遺伝子となる鎖状物質を脂肪の膜が囲んだ時がそのスタートだったといわれています。

 何億年という時間をかけ、人類の誕生までに生命界は変貌してきたわけですが、そのあらましの歴史を十月十日の間に凝縮してその道筋をたどってから生れるのです。(個体発生は系統発生を繰返す)

 原始海水の再現が母親の羊水です。

 単なる水ではなく、命を育むのに必要な養分が総合的に溶けているから細胞がその中で生きていけるのです。

 母親の羊水に別れを告げ、赤ちゃんとして生れた後、その細胞にとっての原始海水は細胞外液です。

 この細胞をとりまく水溶液に細胞の生命維持を保障する全ての養分が何一つ欠けず溶け込んでいることが必要なのです。

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2009年6月24日 (水)

微量栄養素講座1 健康は、細胞レベルで考えよう(3)

アメリカで心臓発作が減ったわけ

 アメリカでは、近年心臓発作で亡くなる人が相当減ってきました。

 一九七五年、アメリカ連邦議会上院に、大統領候補にもなったマクガバン氏を委員長とする栄養問題特別委員会が設置され、急増する心臓発作等、成人病の原因を二年間にわたって究明。その解決の方策を〃ダイエットゴール〃と名付けて発表しました。

 その結論の要点は、「文明諸国の食事は間違っていた。それは非常にアンバランスで内容の悪い不健康な食事になってしまっている。食事の悪さが成人病多発の原因だった。砂糖や精白炭水化物を控え、動物性脂肪を減らし、食物繊維を増やし、緑黄色野菜をもっと摂ろう」というものです。

 ダイエットゴールを実行する人が増えただけで、心臓発作で死亡する人が目立って減少してきたのです。

 また、健康を考える時は、食事の内容だけを考えれば済むといった問題でもありません。

 「心身の健康」と言うくらい、心と体は不二のものですし、ストレスがたまれば誰でも体の調子が悪くなります。

 心の持ち方によって健康は大きく左右されます。

 また、歩くことから始まって、自分にあった適切な運動を規則正しくすることも、健康を守る上でとても大事です。

 しかし、何をどのように食べればいいのかという食事の知識、栄養の知識を生かしていくことが、健康の基礎をなしていることは言うまでもありません。

 食べたものが消化・分解され、腸から吸収されて、肝臓を中心とした内臓諸器官や、全身の細胞の中で、遺伝子の命ずるところに従って組立てられ、私たち自身の肉体を作るもとになるからです。

 朝、トーストとコーヒーとサラダ。
 昼、近くの食堂で定食。
 夜、家庭料理とほどほどのお酒、または、お付き合いの会食。
 これでは、これから先、元気に暮らしていくのは難しいのです。

 特に、カゼを引きやすいとか、肩こりに悩まされる人、疲れやすい人は食生活の見直しがとても大事です。

 必要な栄養素群がワンセットで体に吸収されていないと、体は無理に無理を重ねます。長い間には大きな病気のカゲがさしてくるわけです。

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2009年6月23日 (火)

微量栄養素講座1 健康は、細胞レベルで考えよう(2)

現代の死に至る病い成人病を防ぐには、
細胞レベルで健康を考える

 30年程前までは死に至る病いといえば結核、肺炎などが代表選手でした。

 今や、それが様変わり。ガン、心臓発作、脳卒中といった3つの成人病で約4分の3の死亡率を占めるに至っています。

 このような深刻な成人病にならないよう、未だ病気にならないうちにこそ気をつける、これは医師ではなく、各人の責任です。

 これが予防医学の考え方です。

 そして、さらに一歩前進して考えると、単に病気にならないという守りの姿勢だけでは充分とはいえません。

 私達の体を作っている基本単位である細胞のレベルで健康をを考えていくことがポイントになってきます。

 全身には六十兆個もの細胞があるといわれますが、その栄養環境を最適に整え、酸素の供給が適切になされ、その内外の有害物質の除去、消去がスムーズにいけば、従来人類の誰もが到達できなかった最高水準の健康状態を獲得できるはずです。

 そうなれば、幾つになっても同年の誰より若々しく、肌も美しく、病気知らずで、天寿をまっとうできます。

 これこそ、私達が目標とするところです。

 元気に楽しく幸せに生きていくために、是非身につけて戴きたいのが健康づくりに関して本当に役に立つ知識です。

 健康であればこそ、それぞれがやりたいことやり残さずやって、大いに満足して、ああ楽しかった、お先に行って彼岸で待ってますと、微笑んでこの世に別れを告げることが出来るでしょう。

 私たちの健康は、その人が食べる物、栄養に関してどのくらい正しい知識を身につけ、それを実行したかで、かなりの程度決って来ます。

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2009年6月22日 (月)

微量栄養素講座1 健康は、細胞レベルで考えよう(1)

いくらお金があっても、
健康に問題があっては…

 健康で生活出来るって、ありがたいですね。

 心身ともに爽やかで、よく眠れ、おいしく食べられ、排泄も順調、体を動かすのに何の不自由も感じないというのは、何と素晴らしいことでしょう。

 私たちは病気になってしまった時、つくづくと健康のありがたさに気がつきます。

 もう少し心境が進むと、命のありがたさに気づきます。

 病気になる前に健康のありがたさに気づき、人生のたそがれになる前に命のありがたさに気づく。

 これは幸せに生活していく大事なポイントです。

 それはともかく、健康面で重大なトラブルが起きると、何はおいてもまず健康回復を願います。

 いくらお金があっても、健康に問題があっては幸せいっぱいとはいえません。
 そんなに大事な健康なのに、それを維持する努力を普段はあんまりしない人が殆どです。

 そして病気になると、大抵の場合、お医者さんまかせにしてしまいますが、お医者さんでも治せる病気と治せない病気があります。

 怪我をした時の手術とか、細菌の感染による病気などのときは、お医者さんのありがたみをつくづく感じますが、成人病については、症状を一時的に抑えることはできても、根本原因にさかのぼっての治療というのはできません。

 例えば食生活に無関心だったばかりに血管にコレステロールがたまってしまって動脈硬化になったとします。

 これをお医者さんで治してもらうというのは、まず出来ない相談です。

 せいぜい、動脈硬化のせいで上がっている血圧を血管拡張剤で下げてくれるのがセキの山でしょう。

 しかし本当は、本人がこういう食生活をしていたら、先は動脈硬化になるぞということを知って、あらかじめ、気をつけておけば良かったのです。

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2009年6月19日 (金)

『もう肉も卵も牛乳もいらない!』を読む(82)(完)

 「自分でも信じられないほどの変わりぶりでした」とシンタニは言う。
 「ヴィーガンになって、それまでの二六年間は五里霧中だったと思いました。私は生まれて初めて、自覚さえしていなかった能力を引き出せるようになったのです」

 世界中でもっとも複雑な臓器である人間の脳が、何を食べても同じように働くと考えるのは、まっとうな考え方だろうか? 牛、鶏、アイスクリームを食べるのと、果物、野菜、全粒穀物を食べるのとで、感じ方や考え方がまったく変わらないと考えるのは合理的だろうか?

 著名なヴェジタリアンの名を上げただけでも、もっとも偉大な思想家や優しい心根の持ち主のリストができる。レオナルド・ダ・ヴィンチ、ジョージ・バーナード・ショー、アイザック・バシェヴィス・シンガー(ノーベル文学賞作家)、マハトマ・ガンジー、レオ・トルストイ、その他無数である。世界でもっとも偉大な人々が二〇〇〇年に渡ってこの食事法に惹きつけられてきたし、それは社会全体でヴェジタリアニズムを危険とか奇妙と排斥している間も止まなかった。

 いまや菜食は著名人だけのものではない。あらゆる年齢層や分野の人々がヴェジタリアンやヴィーガンになっている。おそらく、栄養についての知識が増しているためでもあるだろう。あるいは徐々に同情心が強まってきたからかもしれない。

 典型的なアメリカ式食事法は、人々を動物や自然や自らの健康に対する戦いに駆り立てている。どんな理由でヴィーガンになるのであれ、根底にあるのは同情であり、同情は大きな変化をもたらす。人となりが食べ物でわかるなら、食べ物を変えることは大きな変化をもたらすはずだ。多くの人がヴィーガンに転向し、健康を増進している。おそらくこうした健康増進が、精神的目覚めを伴うことが多いのだろう。こうした目覚めには長い時間がかかることがあるが、やがては食事法を変える前とは違う自分になっていることに気づくはずである。そしてこの目覚めは、誰に対しても開かれているものと、私は信じている。

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2009年6月18日 (木)

『もう肉も卵も牛乳もいらない!』を読む(81)

 私がヴィーガンになった本来の理由は動物愛護という倫理的なものだったが、他にも予期せぬメリットがあった。

 大学に入った年、私は一〇キログラム前後も太ってしまった。しかしヴィーガンになったとたんによけいな脂肪は消滅し、高校卒業時と同じ体重になった。健康状態も総じて良くなった。かつてはいつも風邪を引いていたが、いまでは一年に一度ひくかひかないかだし、ひいても以前よりずっと穏やかだ。また、花粉症にも一年に二度ひどく悩まされたものだったが、乳製品を止めると同時に、それらは徐々におさまっていった(ヴィーガン食と風邪の関係は科学的にはまだ解明されていないが、私の知るヴィーガンはほとんど全員、動物性食品を止めてから風邪やアレルギーの発症回数も減り、程度も軽くなったと口を揃えている)。ヴィーガンになった一年後にコレステロール値を測ると一二八だった。いずれ心臓病になるのでは、という恐れは、ずいぶん軽くなった。また、ガンや他の病気の心配も軽くなった。安心そのものが励みになるものだ。

 ロー・スクールを卒業したシンタニ(ヴィーガン減量法を考案した博士)は、食事法の大切さに目覚めて医師になろうと思った。メディカル・スクールでは初年度に優秀学生に選ばれ、素晴らしい成績を維持した。

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2009年6月17日 (水)

『もう肉も卵も牛乳もいらない!』を読む(80)

 肉食を止めてヴィーガンになるのは、素晴らしい経験だった。それは予想していたような難行苦行とはほど遠かった。選択の幅を限定するどころか、私の食事はより美味しく、バラエティに富んだものになっていった。

 菜食化が進むにつれて、最後のステップ、つまり牛乳や卵もやめる準備が整ったと思った。卵を止めるのはまったく簡単だった。しかし乳製品となれば話は別だ。チーズ・ピッツァの無い人生なんて、生きるに値するだろうか?

 この頃、私は新しい家に引っ越し、これを機に完全なヴィーガン生活を送ろうと決心した。もう、植物性食品以外は、一切家に持ち込むまいと思った。もっとも街に出たときには、一、二切れのピッツァは食べていた。しかし、〝カシュー(ナッツ)・チーズ〟・ピッツァのレシピを覚えたとき、普通のピッツァと縁を切る覚悟ができた。あるヴェジタリアンではない友人がこの料理を評していわく、「名前はぞっとしないが、味はチーズ・ピッツァよりも旨い」。この大発明のおかげで、私は完全なヴィーガンになった。

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2009年6月16日 (火)

『もう肉も卵も牛乳もいらない!』を読む(79)

 一九九五年の《エコノミスト》のある記事が、このことを実に端的に言ってのけている。「卵を産み続けられる間、雌鶏一羽を自分のために靴箱に押し込めていることを自覚している人はほとんどいない。しかし、これこそケージで飼育される鶏の〝農場直送新鮮卵〟を食べているすベての人がやっていることだ」

 私はFARMに短い手紙を書いて、資料を請求した。その翌週、ビラが送られてきた。それには、ヴェジタリアンは非ヴェジタリアンと同様に健康に生活でき、肉食を止めることはまったく難しくはないと書かれていた。

 ちょっと計算をしてみると、標準的なアメリカ式の食事を生涯続けると、二〇〇〇羽の鶏、七頭の牛、一二頭の豚を食べることになるとわかった。こうした動物はすべて、工場農場の非人間的な環境で育てられ、自分のために殺されるはずなのだった。こうした物事の連鎖に連なるのは嫌だった。

 さらに、単純に肉を食べないだけでは不十分であることにも気づいた。卵や乳製品も食べるわけにはいかなかった。完全なヴィーガン食以外は、やはり動物を苦しめ続けるからだ。もし七〇歳まで一日一つの卵を食べ続けていたら、私のために三〇羽の鶏が殺されることになる。一羽の雌鶏は、殺されて若い雌鶏に交換されるまでに、平均して五〇〇個にも満たない卵しか産めないからだ。こうした鶏たちが私のために狭苦しいカゴに閉じこめられる期間は、延べ三五年間。卵を私が一つ食べるために、雌鶏は狭い鳥カゴに三〇時間監禁され続けなければならない。

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2009年6月15日 (月)

『もう肉も卵も牛乳もいらない!』を読む(78)

 動物にひどい仕打ちをしながら健康な食事をするということに、どうしても納得できなくなっていたのだ。

 数カ月後、二つ目のきっかけが訪れた。これも、ポップ・カルチャーからの影響だった。私はロックバンド「ボストン」の大ファンで、ちょうどサード・アルバムを買ったところだった。ライナーノーツを何気なく眺めていると、ギタリストのトム・ショルツをはじめ数人のメンバーがヴェジタリアンであり、菜食主義について興味があれば「家畜のための改革運動(FARM)」に問い合わせてほしいとのメッセージが載っていた。

 私は目を疑った。身長は優に一八〇センチを超し、ステージで強烈なエネルギーを発散するあのトム・ショルツがヴェジタリアンだって? どうやらニューマン夫人の言う事実とやらを疑うべきときのようだった。私は三〇分もただぼけっと座り込んで考えを巡らしていたあの日をいまも忘れられない。

 ヴェジタリアンの何たるかはともかく、自分がそれになるのはぞっとしなかった。私はただ、動物を食べたくなかっただけなのである。しかし、それでは何を食べればいいのか? まさかレタスと豆腐だけ?

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2009年6月12日 (金)

『もう肉も卵も牛乳もいらない!』を読む(77)

 大半の米国人同様、私も動物性食品をふんだんに食べて育った。しかし私はヴィーガン(完全菜食者)になった。その経緯を説明したい。私の両親は、健康の価値を教えてくれ、健康に目配りして長く幸せな生涯を送るよう教育してくれた。さらに動物を傷つけてはいけない、差し迫った理由もない場合はなおさらだと教えてくれた。しかし青年期になると、私は両親が整えてくれた食卓がそうした価値にそぐわないことに気づき始めた。

 一七歳になった頃、私は友人の母親に肉を食べるのを止めようかと思っている、と話した。「まあ、だめよ」とニューマン夫人は私を諭した。彼女はその二〇年も前に大学で栄養学を習っただけに食品の専門家を自負しており、人間が健康的に暮らしていくためには絶対に肉が必要だと、きっぱりと言うのだった。その語調に圧倒され、私はヴェジタリアンとは虚弱で貧弱な人たちなのかと思った。しかしハンバーガーこそやめなかったが、靴は革靴からキャンバス地のものに代えた。健康は靴の素材には関係ないが、動物を殺すことにやましさを覚えていたからだった。

 大学一年の時、私はとうとう肉食をやめる決心をした。きっかけは二つあった。一つは、まったく偶然に目にした映像だった。私は当時寮に住んでおり、隣室の男はビデオデッキを持っていてしばしば映画のレンタル・ビデオを観ていた。ある時、私が隣室を訪ねると彼らは食肉処理場で撮影されたシーンを観ていた。血を流しながら死んでいく牛が映っていた。その牛は、画面からじっと私を見つめているようだった。私は身震いしながら部屋を後にした。

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2009年6月11日 (木)

『もう肉も卵も牛乳もいらない!』を読む(76)

 全12ヶ月にわたってご紹介してきたエリック・マーカスさんの『もう肉も卵も牛乳もいらない!(原題:VEGAN)』は今月号で最終回となります。
 是非早川書房刊のこの本を書店でお求めになり、座右の図書の一冊に加えて下さい。

─・─・─

目覚め

 一九八七年に初めてヴェジタリアンに出会ったとき、彼はすでに一四年間、肉を食べていないと語った。私は、この人は一生、こうして禁欲的に過ごすつもりなのかと思った。今では、肉を抜いた食事をすることは何一つ厳しいことでも奇妙なことでもないと思っている。この一二年間、私は植物性の食品だけで健やかで幸せに暮らしている。

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2009年6月10日 (水)

『もう肉も卵も牛乳もいらない!』を読む(75)

 リン・ジェイコブズも時折、牧場主たちの敵意を感じている。家族とともにニューメキシコに住んでいた頃、何者かが愛犬ミシュカを撃ち殺し、皮を剥いで近所の道ばたに捨てていった。アリゾナに移ってからも、車のタイヤのナットが緩められていたらしく、危うく転覆しそうになったことが二度ある。いずれの時も子供を乗せていた。

 タブロイド判小冊子を出版すると、嫌がらせもそれに応じて形を変え始めた。資料請求が山のように届いた週もあった。ある牧畜業界紙の編集者が、リンに負担をかけてやろうと呼びかけた結果だった。

 こうした妨害にもかかわらず、リンの運動は勢いづいていった。タブロイド判の実績を見て、環境保護団体がリンのプロジェクトに資金援助し始めたのである。
 彼は人々に、事実に即した議論の進め方や、実効性のある政治的働きかけの方法を教えてきた。

 しかし、集会に一度も参加せず、議員に手紙の一本も書かずに、西部の土地、水そして天然の動植物相を守ることもできる。牛肉の需要を減らせばいいのだ。より多くの人々が資源を浪費する食材を食卓から追放すれば、肉牛生産に使われる西部の土地はそれだけ減るのである。

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2009年6月 9日 (火)

『もう肉も卵も牛乳もいらない!』を読む(74)

脅迫

 牧場主の中には風向きの変化を懸念し、脅威とおぼしき者たちへの暴力の行使をほのめかす向きもあった。一九九〇年、破滅的な過度の放牧に手を焼いたアイダホ地区レンジャーのドン・オーマンは、管轄する土地における放牧頭数を一〇%削減するよう求めた。《ニューヨーク・タイムズ》はこれに対する牧場主ウィンスロー・ホワイトリーのコメントを引用している。「オーマンが去らなければ、彼は事故に遭うかもしれない。一人でいるところに出くわしたら、自分も他の許可証保持者も、奴の首を掻き切ってやるところだ」

 ここ数年、アイダホの公有地で公務を執行する放牧地区管理者たちからは、不安の声が上がっている。

 一九九五年、同州の土地管理局は、決して単独行をしないこと、無線通信を絶やさないことをレンジャーに指示した。一方ネヴァダでは、土地管理局のミシェル・バレットが「もはやわれわれが(身の危険を感じて)立ち入らない区域もある」と認めている。

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2009年6月 8日 (月)

『もう肉も卵も牛乳もいらない!』を読む(73)

活動家誕生

 リンは牛の放牧に使われている西部の土地について考えるようになった。全体像についての調査や試算をしてみると、米国における放牧には、八〇万キロメートルの有刺鉄線と、同じ長さの砂利道が必要になるはずだった。その費用の大半が連邦政府によってまかなわれていることもわかった。さらに、公有地の水を独占しているのは牛たちであり、周辺の植物は踏み散らされて荒れ果てていた。

 リンは数年間に渡って西部のすべての州を旅し、公有地の有様を自ら目撃して、米国西部地域における家畜放牧は破滅的な土地の使い方であるという結論は、疑う余地もなかった。

 一方、知り合いになった放牧関係者たちは牧草と牛以外は、利益にならないのであればすべて無価値と見なしているようだった。それは自然観の衝突だった。

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2009年6月 5日 (金)

『もう肉も卵も牛乳もいらない!』を読む(72)

失われた野生動物

 「かつて大西部を自由に闊歩していたハイイログマ、オオカミ、レイヨウなどさまざまな野生動物が姿を消し始めたのは約一世紀前、牛の牧畜が広まった頃です。いまや野生動物保護の重要性への意識は高まっていますが、一握りの特殊利権保有者が、こうした動物たちが再び棲みつくのを阻んでいるのです。そしてこうした野生動物の抑制は、牛の放牧に直接関係しています」

 一八七四年の有刺鉄線の発明は牧場主たちにとっては福音で、普及は瞬く間に進んだ。これは安価で、補修も割合に簡単だった。牧場労働者は簡単にまたぎ越せるが、牛は越すことができない。このため、有刺鉄線は数十年に渡ってありとあらゆる土地に張りめぐらされていった。「一九〇〇年頃には、西部の大半は有刺鉄線で縦横に分割されていました」とリンは言う。

 有刺鉄線は、家畜ばかりか、野生動物の移動も効果的に制限した。大型哺乳類のいくつかはこれを越えることができず、広大な土地を移動する習慣のある動物たちは餓死していった。冬になっても餌を求めて移動することができなくなって、定期的に集団死を繰り返したのだ。「たいていの人は、有刺鉄線は家畜を逃さないためのものとしか思っていません」とリンは言う。「これが破滅的な放牧農業の道具であり、野生動物に対する潜在的な脅威になっていることは見過ごされています」
 寒い地域の牧場では、冬の間は牛に干し草を食べさせるのが普通である。しかしあたりの野生動物は、牛に草を取られて飢えてしまう。「牧場主たちは、牛と餌を争うと思う動物は、すべて攻撃してきました」とリンは言った。

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2009年6月 4日 (木)

『もう肉も卵も牛乳もいらない!』を読む(71)

私用に供される公有地

 延べ一二二万四〇〇〇平方キロメートルの土地が私的な放牧経営に使われている。これは西部一一州の土地の四一%にあたり、米国本土四八州(五〇州からアラスカ、ハワイを除いた残り)全体の二五%にあたる。私有地を含めると、西部の土地の七〇%が牛の放牧に使われているのだ。

 「放牧はむごいものです」リンは言った。「年を追うごとに、放牧地は荒れてゆきます」広大な放牧地を牧畜一業種の管理下においてしまう慣例をつくったのは、西部開拓時代のことです、とリンは話し出した。「一八〇〇年代、牧場主たちは米国政府から一エーカー(〇・四ヘクタール)当たりわずか数ドルで牧畜用に土地を買い取りました。事実上、土地を無償で払い下げたようなものです。西部開拓は、ネイティブ・アメリカンやメキシコ人勢力を追い払うのに好都合だったからです。比較的わずかな土地を買った牧場主たちは、たいてい隣接する数平方キロメートル、あるいは数十平方キロメートルもの公有地でも放牧できる特権を手に入れたのです」

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2009年6月 3日 (水)

『もう肉も卵も牛乳もいらない!』を読む(70)

失楽園

 フェンスを越えたこちら側は、ずっと静かだった。甘い香りはのっぺりした埃くさいそれに取って代わった。野草や昆虫やトカゲなどの数もずっと少なかった。バンチグラスもフェンスを越える前のざっと三分の一ほどしかない。リンの話では、生き物は約三分の二ほど少ないということだった。群生する束状草類はほとんど、根元まで牛に食べられていた。

 私は生き残っている雑草を指さした。「少しは草もあるのですね」
 「ええ、でも在来種ではありません」とリンは言った。「アジア原産の外来種です。こうした草や、棘や毒のある植物ばかりが残っていくのです。他の植物はすべて牛に食べ尽くされるか、踏みつけられて枯れてしまうからです。フェンスの両側の違いは、牛の放牧が行なわれているかどうかだけです。牛さえいなければ、こちら側の土地だって、同じほどの命を支えていけるのです」

 「牛が食べたものも、結局は土に還っていくはずでしょう?」
 「いいえ、まったく違います」とリンは言った。「第一に、牛は放牧中に一〇〇キログラム以上も成長します。つまり、数千キログラムものバイオマス(生物量。ある地域に生存する生き物の量)がそっくり失われるということです。餌になった生物は放牧地から消滅し、太った牛はトラックで運び去られていきます。放牧地の命は失われたきりです」

 リンは、地面に点在している牛の糞に近づいた。蹴っ飛ばすと、糞の固まりはそのまま数フィートほど吹っ飛んだ。
 「見て下さい」彼は言った。「牛の糞は、他の野生動物の糞とは大違いなのです。この土地に生息する他の動物は小さな粒状の糞をしますが、それらは乾燥した気候でもすぐに分解して土に還っていきます。牛の糞は湿った泥炭状で、天日を受けるとすぐに乾き、数カ月、場合によっては数年間も分解しません。スタンフォード大学の著名な生態学者ポール・エーリックは、牛の糞を〝排泄物舗装〟と言っています。糞に覆われると、どんな動植物も根絶やし同然になってしまうのです」

 リンが言った。「いいですか、いま見てもらった土地はすべて公有地なのです」


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2009年6月 2日 (火)

『もう肉も卵も牛乳もいらない!』を読む(69)

米国の放牧地(要約)

 強面の全米肉牛生産者協会にもの申すには勇気がいる。強大なロビー活動、弁護士団、そして米国の放牧地にしっかりと根を張った既得権のおかげで、この団体は手強い。しかしリン・ジェイコブズは、いまや彼らのお決まりの主張に押し切られず、牛の放牧が環境に及ぼす破滅的影響に目を向けるときだ、と言う。

 動植物に囲まれながらも、そこで最初に気づいたのは匂いだった。さまざまな匂いが甘く混じり合って、肥えた土から立ち昇ってくる。草花、葉、小枝などが土に戻っていく時の香りである。近くの花から聞こえる虫の羽音に耳を澄ますと、数種類のそれが混じっているのがわかる。そこここに点在する立木や灌木の間を埋める平原には、さまざまな色合いの野生の花が咲き誇っている。すれ違いざまに低木が揺れた。中でウズラが跳ねていた。トカゲが素早く走りまわり、ウサギが飛び跳ねて逃げる。これがアメリカの平原だ。二〇〇年前、後の米国西部地域となる土地全体に、これほどの生命が満ちあふれていたのだ。

 リンと私が訪ねたのは、アリゾナ州ツーソンの郊外にある、そうした過去のよすがをとどめた未放牧の草原だった。公有地における放牧の廃止運動を指揮するリンは、ここが放牧地と非放牧地の違いを知るために最適な場所だと教えてくれた。「この一平方マイルの囲い込み地は、過去半世紀のあいだ牛の放牧に使われていません」と彼は言った。「たいていの人は、アメリカの放牧地の本来の素晴らしさを知りません。見たことがないからです。放牧地と聞いて人々が思い描くのは、吸血鬼に襲われた後です。再生のために最低限必要な生命まで食べ尽くされた後なのです」

 私たちは、鳥の鳴き声と虫の羽音を聞きながら、草原を歩いていった。こんもりしたバンチグラスが群生している。リンは、それがいくつかの種類から成り立っていることを教えてくれた。その時、有刺鉄線が見えてきた。それを乗り越えた先は荒涼としていた。二人で数ヤードほど黙って歩きながら、私はそれまでとはまったく違う印象を受けていた。

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2009年6月 1日 (月)

『もう肉も卵も牛乳もいらない!』を読む(68)

アメリカ牛肉の輸出に大打撃自傷

 アメリカの強い要求で、狂牛病の恐れが完全に払拭されたわけでもないのに、アメリカ牛肉の輸入解禁に踏み切った日本。

 一方、アメリカは、生まれて二十ヶ月までの牛肉に限っての輸出再開を認められてわずか一ヶ月で、「国際基準に合わせて三十ヶ月まで輸入を認めよ」と圧力を加えてきました。

 その矢先、狂牛病病原体が濃厚に含まれている恐れのある特定危険部位の神経組織を含む牛肉を輸出してきたことが明るみに出ました。

 日本側の水際検査で見つかり、再び輸入にストップがかかりましたが、何と輸入牛肉にはアメリカ政府機関の検査済み証明書が添付されていたということです。輸出に携わったアメリカの会社も、アメリカ政府機関も、如何に日本側を舐めてかかっているかがよく見える構図です。

 日本政府にもここは、「輸入禁止は過剰反応だ、おかしな点は改めるので早速牛肉再開を認めるように」というアメリカの圧力に耐えて、アメリカ側に対して、「世界の支配者としてご主人面するのではなく、もっと食の安全、環境の保全に真剣に取り組まないと日本や世界の人々からは相手にされない時代になってきたよ」と悟らせるようにしてもらいたいものだと改めて強く思います。

 連載を重ねて紹介しているアメリカで出版されている『もう肉も卵も牛乳もいらない!』(早川書房)をこの機会に是非書店で購入し、愛読されますように。今回は米国の放牧地の章の紹介です。

 アメリカの牛は広大な放牧地で飼われるので安全だみたいなことが良くいわれますが、それが如何に根拠がないことか、逆にひどい環境汚染のもとになっているのがよくわかります。

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