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2009年2月

2009年2月27日 (金)

『もう肉も卵も牛乳もいらない!』を読む(6)

形づくり情報のつたわり

 雪は遺伝子がなくとも似たような六角形の結晶をつくるように、物理的な形は必ずしも完全な型枠を経由することなく、相互影響して奇形のものがあると、周辺の正常な形に折り込まれた蛋白質が奇形になってくる影響力を持っているというのです。何か朱に交われば赤くなるの話に似ていますね。

 国民が消費者のレベルで自主的に牛肉は食べないということにならない限り、数十年後はアメリカ人も日本人もヤコブ病だらけということになりかねない瀬戸際なのに、国民の殆どは脳天気。吉野屋の牛丼再開になれば殺到する気分です。

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2009年2月26日 (木)

『もう肉も卵も牛乳もいらない!』を読む(5)

奇形プリオンの感染

 若くても奇形プリオンが感染した牛には濃厚ではないにしても奇形プリオンはいて、次第に増殖しますから、その牛を食べた人間に乗り移った奇形プリオンも時間をかけて濃厚に増殖していく危険はあるのです。

 脳に釘を打ち込まれて頭を割られたら、脳神経の中で増殖中のプリオンは全身の肉に飛び散って付着しますし、死の直前の血液・リンパ液の流れでも全身に回りますから、危険部位か安全部位かなどの議論は茶番に過ぎません。

 濃度の差はあれ、牛の肉には感染プリオンは存在しうるのです。感染プリオンは奇形蛋白質で、誰もが持つまともなプリオンにその奇形づくりを感染して濃厚にさせていく力がありますし、これは調理で煮ても焼いても消毒できません。どうであれ、その感染の危険は牛を食べた国民が負担するのです。

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2009年2月25日 (水)

『もう肉も卵も牛乳もいらない!』を読む(4)

ズサンなアメリカの管理

 生まれた牛の管理がずさんなアメリカでは、「生後20ヶ月以下かどうかは殺してみたときの肉の色を見て判断します」といっています。

 牛の頭に釘を打ち込んで殺して解体するアメリカの労働者の組合責任者が、殺された牛の肉の色を見たって、牛の年なんか正確にはわからないと言明しているにもかかわらず、アメリカ政府は色でわかると日本向けに強弁しています。

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2009年2月24日 (火)

『もう肉も卵も牛乳もいらない!』を読む(3)

心臓発作がなくなるメリット

 「健康でいたいから」、「地球とそこに生きとし生けるものに対する思慮から」と理由は様々ですが、この本のパート1では、アメリカ人がもっとも恐れるハートアタック(心臓発作)による突然死が低脂肪のヴィーガン食で殆どなくなるメリットを説きます。

 そして、その5章ではアメリカでも多くの専門家が指摘している狂牛病が発生する危険性と、狂牛病になった牛をヒトが食べてうつるクロイツフェルト・ヤコブ病感染の危険性にかなりのページをさいています。その中で狂牛病とかヤコブ病とはどういう病気かと、最初に狂牛病の大流行をみたイギリスの事情を詳しく紹介しています。

 ところで今、日本はアメリカから狂牛病の恐れを理由とする牛肉輸入の解禁を緊急の政治テーマとして強く迫られています。ブッシュ大統領、ライス国務長官から直接強面で迫られて、日本政府はオタオタしているようにもみえます。

 しかし、当のアメリカ自身、カナダからの牛肉輸入を狂牛病の恐れありという理由で断っていますし、アメリカ自身の調査でもアメリカの牛肥育業者はその70%が狂牛病対策はしっかりやっているとはいえないと認めているというのです。狂牛病の恐れがある間は、輸入再開はできませんとキッパリ断ってほしいものです。

 ところが、政治的思惑から独立しているという建前の日本の「食品安全委員会」は、米日政権当局からの強い政治的圧力と、信じられないほど意志決定が遅い、もっとスピードアップせよとの厳しい注文を受けて、ライス訪日の段階では、ついに限定的に、「狂牛病の恐れが無視できるほど小さい、年の若い生後20ヶ月までの牛は検査なしで輸入を認めましょう」という結論を出す寸前までになっています。

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2009年2月23日 (月)

『もう肉も卵も牛乳もいらない!』を読む(2)

原題はヴィーガン

 原著の題は『VEGAN(純菜食主義者)』で、本は「この食事の摂り方が私たちの身体的ニーズ、深い思いやり、地球上で生き延びていく力ともっとも調和する生き方です。植物食品中心の食事法への移管は思うよりずっと簡単で、より優しく、健康で、幸福な生き方への扉を開いてくれます」というイントロダクションから始まります。

 肉類を国民食というくらいに中心としてきたアメリカでも、菜食主義者(ベジタリアン)の人々が増えつつあるという話は聞いていました。心臓病で突然死ぬのはミサの儀式なしでこの世とお別れなので、キリスト教でいう天国に行けないとの信仰を素朴に持っている多くの国民は、何よりその死に方が怖い。それで肉食が心臓発作による突然死のもとと知って、肉を食べない人が増えてきたといわれ始めたのはだいぶ昔のことです。

 もっとも、ベジタリアンは肉を食べない人という意味で使われますので、血を流さない牛乳や卵は食べる菜食主義とか、魚は食べる菜食主義というのもあるわけです。

 そこで菜食主義の中でも、肉だけでなく卵も牛乳も魚も含む一切の動物性食品を排除する人々をヴィーガンと呼んで区別しますが、これもこの本によると増えつつあるそうです。

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2009年2月20日 (金)

『もう肉も卵も牛乳もいらない!』を読む(1)

第一回 狂牛病の恐怖の章①
著者は元牧場主

 この本はアメリカ人の元牧場主で、家畜肥育場経営者のエリック・マーカス氏が、その肉食ゆえになった脊髄腫瘍と半身不随で死の寸前まで行ったとき、レイチェル・カーソンの『沈黙の春』を読み、自分の歩んできた道の間違いに気がつき、「食糧供給システムの危険な現状を広く知らしめることを残された人生の究極の目標」と定め、その一環として書き下ろした本です。日本国民必見の書として本誌愛読者の皆様にお勧めします。


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2009年2月19日 (木)

健康セミナー健康講座─生活習慣の何が問題になるのか──細胞内感染(15)

魚の問題

 動物性のものを食べないというと「魚はどうですか?」と、よく聞かれます。また、「サシミや寿司はどうですか?」という質問も多いですね。サシミや寿司は、食べたら一週間くらいは全身バクテリアだらけという覚悟が必要だそうです。血の中で、バクテリアがザワザワと騒いでいるのが高倍率位相差顕微鏡でわかります。それに気が付かないで、「江戸っ子だってねえ、寿司食いねぇ」というのは、ほどほどにしといた方がいいよって、思います。

 皆さん生活が豊かになってくると、幸せを求めて美味しいものを食べたいというわけですね。でも、ほどほどにしておかないと、それが病気の元、不幸の元になりかねません。美食が過ぎて腸の壁を炎症気味にさせると、悪玉腸内細菌のたぐいがわーっと入ってきて病気にさせるからです。危険信号は排泄物の悪臭です。

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2009年2月18日 (水)

健康セミナー健康講座─生活習慣の何が問題になるのか──細胞内感染(14)

 最近、いとやんごとなきお方が後継者問題でストレスを抱え込み、腸が糜爛状態になってしまったと週刊誌で報道されました。一日も早いご回復をお祈り申し上げます。糜爛というのは炎症の極みです。腸壁に炎症を起こすこと、冷やすことは危険だということは身分に関係ありません。生身の人ならば老若男女誰にでも起こり得る危険です。お互い気をつけたいものです。

 先日、熱海の「せせらぎ」に来られた方、体温は最初34℃しかありませんでしたが、次の日には36℃台になっていました。「せせらぎ」には体温がすぐ上がる設備があれこれあります。ホルミシス効果を期待してつくられた「貴石の間」や「奥の院」もその一つです。最近は、原子量222(半減期3・8日)のラドンガス濃度の測定器も常備され、「貴石の間」で安定的に千ベクレル/h程度、「奥の院」で二千ベクレル/h以上の222ラドンガスを吸うことができます。

 「せせらぎ」では秋田の玉川温泉、鳥取の三朝温泉で温泉療養をされるのと同等以上の効果を期待できると考えております。

 ホルミシス効果の一つとして体温が上がるというのがあります。免疫力が体温に依存している以上、体温が上がる有名ラジウム・ラドン温泉も良いのでしょうが、理想的食事・高濃度炭酸ガス風呂・遠赤ドーム、音楽療法も同時にでき、しかもご利用しやすい価格ですから、体温が低くて悩んでいる人、原因もわからない重大なトラブルに巻き込まれてしまった人は身分に関係なく、治るまでいたら治るはずと考えて、少なくとも安定して体温が上がるまで中・長期のご利用を検討されたら良いと思われます。

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2009年2月16日 (月)

健康セミナー健康講座─生活習慣の何が問題になるのか──細胞内感染(13)

いかにして体温を上げるか?

 これを解決するには、まずご自分にあった筋肉トレーニングを定期的に、たとえば一日おきとか、毎日とかやるようにして筋肉量、つまり筋肉細胞を徐々に増量することがポイントになります。

 糖尿病の方の運動療法としてもおすすめしている大きめのバランスボールを使っての立体スクワット運動など、とても良いと思います。壁際でやれば転ぶ危険性はありませんし、弾みながら座りかけたり、立ち上がったり毎回15分もやればインナーマッスルもほどなくして大分つくはずです。食後30分に15分の運動を毎日二回もやれば、立派な糖尿病の運動療法になります。

 繰り返しになりますが、ヒトの腸は草食動物型であり、動物性食品の消化はもともと苦手です。これが消化されるスピードより腐敗するスピードが速ければ、くさいオナラという毒ガス(アンモニアガス・硫化水素ガス・インドール・スカトール等々)になり腸壁は炎症を起こします。こうなればバリアは崩れ、腸内細菌は大量に腸壁を乗り越えて、免疫力が弱ければ体内多臓器をバイ菌だらけにしてしまいます。

 腸の壁を乗り越えて体内に入ったバイ菌やウイルスは体液の流れに乗って全身にバラまかれるからです。

 関節内に入り込まれればリウマチなど慢性関節炎の原因にもなります。

 全身の臓器の細胞内に入り込まれてメチャメチャにされれば、病気です。

 脳細胞が壊されれば精神疾患、膵臓が壊されれば糖尿病、遺伝子が壊されればガンということになります。どこがどの細菌・ウイルスでやられるかで病気は多種多様になります。

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2009年2月13日 (金)

健康セミナー健康講座─生活習慣の何が問題になるのか──細胞内感染(12)

 腸内細菌が100兆から1000兆個も、体外ではあっても腸管内に棲みついてますし、動物性食品が腐敗すると悪玉菌が勢力を増やしますから、それがバリアが働かなくなった腸の粘膜をすり抜けて、わーっと大量に人間の体の内部に入ってきます。迎え撃つ白血球にとっては多勢に無勢となる。抑えきれず全身内に回られて細胞内まで感染する、これが病気、つまり多臓器にわたる細胞内感染つまり生活習慣病の元なんです。
 だから私どもは皆様に病気になりたくなければ、「臭いオナラをするような生活習慣は見直さなければ駄目ですよ」と声を大にして叫び続けているのです。
 食べ物の選択が良くて、腸内細菌の状態も良ければ、排便のにおいはうっとりするほど好ましいにおいがします。「そんなにおいの排便でないと危ないぞ」と言っているのは、腸の壁が冷えたり、炎症を起こすようになると、バクテリアや有害菌やウイルスだけではなく、いろんな有毒分子が腸の壁から多量に入ってくるからだと言っています。

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2009年2月12日 (木)

健康セミナー健康講座─生活習慣の何が問題になるのか──細胞内感染(11)

オナラの悪臭こそ生活習慣病の元
〜悪臭ガスが腸を障害する〜

 特に日本人は、野菜と穀物と少々の魚で暮らしてきましたから、腸も、より肉食を多くしてその食事に適応してきた西洋人に比べると長いままだし、動物性のものを食べても上手に消化ができない人が多いんです。

 消化がうまくできないというのはオナラや排便のにおいが臭くなるという結果を招きます。卵を食べた後は、多少とも腐った硫黄臭がします。そのにおいですね。
 硫化水素って、洗剤を組み合わせるとできるんですね。それを使って、この頃自殺をする人が増えてきたっていうのをご存じですよね。あれで自分も死ねるし、人殺しをした犯罪人も現れました。

 百年前の第一次世界大戦では、塩素の毒ガス弾を使いました。打ち込まれた兵隊さんの皮膚は、劇症型のただれ、つまり炎症が起きました。

 硫化水素だってただれます。皆さんの腸は、臭いオナラが出るような状況だと、腸が炎症を起こし、ただれてくる危険性があるということです。

 お肉を食べ過ぎて消化能力を超えた部分が腸内で腐敗をはじめればアンモニア系の臭いにおいがするようになります。冷やしたり、動物性の食品を摂取していると、臭いオナラがするほど腸を荒れさせる。腸が荒れたり冷えたりしたらどうなるんでしたか?

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2009年2月10日 (火)

健康セミナー健康講座─生活習慣の何が問題になるのか──細胞内感染(10)

ヒトの腸は草食動物型

 人間の遺伝子の97%以上は、一千万年前のヒトのルーツである草食動物のゴリラそっくりだっていいます。

 人間の腸はクネクネクネクネ、皆さんの腸は8メートルから9メートルくらいありますからね。もう明らかに草食動物の腸です。

 つまるところ、ヒトは草食動物の遺伝子をもち、爪も歯も腸も、明らかに草食動物の形態をしています。

 肉食動物はトラやライオンもネコ科の動物ですが、ネコが肉食動物のチャンピオンです。だから爪の形、歯の形は、ネコに肉食動物の特徴がよく出ています。ネコの爪ってえらいとがっていますし、歯は全部牙ですよね。

 けれども、皆様の奥歯は牛や馬とよく似ていまして、臼のような平らな歯。前歯は草しか食べないウサギの歯にそっくりなんです。

 このように、皆様の爪も歯も草食動物の形をもち、腸も、遺伝子も草食動物。ですから、一万年以上の雑食の歴史を積んできたと言っても、動物性食品を食べても上手に消化をする消化液・消化酵素が肉食動物ほど出てこないんです。

 腸に棲みついている腸内細菌も動物性食品を食べると、悪玉菌が優勢になりやすい。

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2009年2月 9日 (月)

健康セミナー健康講座─生活習慣の何が問題になるのか──細胞内感染(9)

腸の健康は脳の健康を保つ
〜細胞内感染から精神疾患も!!〜

 脳に多量の腸内細菌がなだれ込んで脳炎を起こし、脳細胞内感染症となればウツから各種精神病に簡単になります。風邪をひくようにウツになっても不思議はないわけです。怖い日本脳炎の病原体が脳に入らなくても、腸内細菌が多量に脳内に入れば、脳炎でも脳内細胞感染症は簡単に起こりうるのです。

 脳血液関門というのがあるといいますが、細菌やウイルスはそのチェック対象ではありません。ウツになるときは簡単に通過しているのです。

 この頃おかしいと思いません? 

 親が子を殺してみたり、子が親を殺してみたり。はっきりいえば気狂い(きぐるい)というか、キチガイ沙汰ですよ。本当にキチガイが増えてるんです。

 また、精神病院自体がそうです。患者さんを入院させるだけだったら、よほど人数を沢山入院させないと採算がとれないそうですね。今式は、大量に薬を与えて暴れないように大人しくさせ、一応、世間で生活ができるように、仮面の姿にして、入院はさせない、させてもできるだけ早く外へ出すようにします。

 でも、それは本当に治ったのではなく、あくまで薬の力を借りた仮の姿ですから、また数ヶ月、数年したら多くが入院しに戻ってくるか、犯罪を犯して刑務所にいくか、確率的には予測がついているそうです。

 ところが患者を早期に外に出すようにすると、入院させられる数の約10倍の患者の面倒をみられ、採算的にも病院には都合が良いそうでございます。だからちょっとおかしい目つきの人が世の中うじゃうじゃいるわけですね。

 動物性食品も冷たい飲料も無制限ですから、臭いオナラ、つまり腸粘膜に炎症を起こさせたり荒れさせたりする人がそれだけ多いということです。腸の中の悪玉菌が腸の壁をすり抜けて大量に人体内に入ってきて、大量に脳にいき脳細胞内感染症を起こさせたということです。

 血管だってそうです。血管の中にばい菌が入り込んだやつ、これが血管病の正体。だからいかにして腸の壁を荒らさないかというのが病気を防ぐいの一番に大事になるのです。

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2009年2月 6日 (金)

健康セミナー健康講座─生活習慣の何が問題になるのか──細胞内感染(8)

腸管の免疫

 腸の壁の内側は60兆の細胞でつくる人体内部ですが、リンパ液、細胞外液の緩やかな流れがあり、血管の中は血液の急な流れがありますから、そこに腸壁をすり抜けて入り込んで液体中に拡散されたウイルス・細菌は簡単に全身に巡ってしまいます。

 少量ならば白血球が食菌したりして消してくれますが、腸内細菌の数は百兆個から千兆個の間という夥しい数なのですから、多勢に無勢で白血球が追いかけ回しきれないことになりかねません。

 また、白血球と細菌が闘えば、いつも正義の味方・白血球が勝つとも限りません。半殺しの細菌をくわえ込んだままへたばりかけた白血球が、例えば関節内部に流れていく、細菌を連れ込むということもありうるわけです。これは関節炎のもとになりますね。

 炎症が起きれば細胞膜にも飛び火して細胞内に感染していく条件もつくられます。

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2009年2月 5日 (木)

健康セミナー健康講座─生活習慣の何が問題になるのか──細胞内感染(7)

動物性食品と、冷たいものの摂取が
腸粘膜バリアを破壊する

 ヒトは一千万年くらい前、草食動物のゴリラの仲間から分かれてヒトになってきたといわれますから、ヒトがヒトとして類人猿から分かれた頃は草食動物でした。

 それが生存の過程で雑食もするようになって、動物性食品も少量なら消化もできるほど新しい環境に適応もしてきましたが、依然その形態はくねくねと長く、草食動物の腸の形態で、消化液、消化酵素も動物性の食物は上手に消化処理できるのはほんの少量で、少し食べ過ぎると消化より早く動物性食品が腸内環境で腐敗を始めてしまうのです。

 その栄養素のバランスの良さから完全栄養食品といわれる卵も、腐敗すれば自殺もできる硫化水素ガスを発します。肉や魚は消化管の中の温かさで腐ってしまえばアンモニアガスを発します。

 これらが粘膜に炎症を起こさせる毒ガスというのはおわかりいただけますよね。炎症を起こした粘膜や皮膚は、ウイルスや細菌にはバリアとはなりませんので、腸内細菌やらウイルス・バクテリアの類がそこから大量に人体内になだれ込んでくる恐れがでてきます。

 ヒトの腸壁の温度は37度があるべき温度ということですが、冷たいものの飲み食いやプールなどでお腹を冷やしてしまうと腸壁の温度も下がってしまいバリア機能を失うので、腸内細菌やウイルスなどが止めどもない大量の数で入り込み始めるのです。

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2009年2月 4日 (水)

健康セミナー健康講座─生活習慣の何が問題になるのか──細胞内感染(6)

バリアとなる皮膚と粘膜

 人間は60兆の細胞が一塊になって組織をつくり命を維持していますが、その生命体と外界との境界面が皮膚です。見えるところは角質層がある皮膚が境界面です。

 ほっぺに指を立ててずらし、唇の中に持っていくと地続きで粘膜となります。この粘膜も皮膚、角質層がない皮膚です。60兆の一塊の組織からみたら、口の中は体の外です。粘膜と角質層のある皮膚という境界面に包まれているところが人体の内部になるので、口の中は人体の外側ということになります。

 粘膜の地続きを探っていくと、喉を通って食道の中、やがて胃袋。この中は体の内側でしょうか?外側でしょうか?

 外側なんですね。60兆の身を竹輪に例えると、焼けている外側は竹輪の身からみて外側ですが、焼けていない穴の壁の外側、つまり管に当たるところも地続きで外側ですね。

 だから胃の中も腸管の中も人体の外側なんです。そこに膨大な数の腸内細菌が棲み着いています。体の外側で生きていますから細胞内感染ではありません。付着しているだけです。善玉菌あり悪玉菌あり日和見菌ありで、互いに勢力争いをしつつ棲み分けているのは、どこか人間社会の縮図のようです。

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2009年2月 3日 (火)

健康セミナー健康講座─生活習慣の何が問題になるのか──細胞内感染(5)

まず病気とは何か?
〜全ての共通点は細胞内感染〜

 病気を定義づけるのが仕事の内という西洋医学が、病気を細かく分類して数万種類になったとしても、その共通点は一つ、細胞内感染症ということができます。

 細胞が次々と感染し、特定の臓器がそれを構成する多細胞同時不全で臓器疾患、やがて、他の臓器までどんどん感染が広がって、本来の働きができなくなれば多臓器同時不全、全身重要臓器に広がれば死にいたる病ということになります。

 コレラ菌とか、鳥インフルエンザウイルスなど、感染すれば死につながる危険性が高い病原細菌やウイルスに取りつかれれば、当然命取りの病気として緊急に対処されますが、免疫不全症など、体内に免疫がないなど防衛のシステムに問題があって、多数の細胞内にハイスピードで同時感染されていく場合では、命取りの細菌ではない通常ありふれて体内にいる常在菌でも、命のピンチにいたるわけです。

 糖尿病や動脈硬化・高血圧とかガン・ウツなどの典型的生活習慣病と、これらの怖い激しい病気との違いは基本的には、菌やウイルスの違いです。

 普段から人間にまとわりついて暮らしている常在細菌による細胞内感染症が生活習慣病です。生活習慣病はメタボからなどといって、生活習慣病を含むすべての病気はウイルス・細菌・バクテリアなどによる細胞内感染症だということを見落とさないことが大事です。

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2009年2月 2日 (月)

健康セミナー健康講座─生活習慣の何が問題になるのか──細胞内感染(4)

 それで、旅の末に細胞の中に入り込んで、細胞内感染を起こして細胞が傷がつけば、がんのような遺伝子の病気になるし、エネルギー発生器官であるミトコンドリアが細胞内感染でめちゃめちゃになれば元気がなくなるわけです。

 腸壁が荒れていなければ、皮膚と同じようにバリアの働きをしてくれて、冷えてない限りそんなにばい菌が腸壁を乗り越えて体内に通過してくるということはありません。

 人間の皮膚は健康な皮膚であれば、ばい菌は侵入できないようになっているんです。皮膚は、外界から我々の体を守る第一のバリアなんですね。ところが、荒れたりケガをしたりすれば、そこからすぐにばい菌が入ってきますから、昔だったら赤チンとかヨーチンとかオキシフルで消毒し、動物ならペロっとなめる。唾液にも殺菌力があるし、なめておけばすぐ仮の皮膚が出来て、ばい菌が入ってきません。

 我々の腸もそうなんです。常温を保っている限り、腸の粘膜は荒れてなければバリアになって、我々の体を守ってくれるんです。腸内細菌はちゃんと大便を通じて出てきてくれます。

 ところが、もし腸壁の粘膜が傷ついていたら、また炎症を起こしていたら、腸粘膜の緻密なメッシュはスカスカになって、バリアになりません。また冷えていても、容易に腸内細菌が大量に体の中に入ってきます。

 それが肝臓に行けば肝臓病、すい臓に行けば糖尿病です。細胞の中に、ウイルスやらばい菌やらバクテリアが大量に入り込んで細胞内感染を起こしている、こういう状況が病気であり、老化ということです。

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