健康セミナー健康講座─生活習慣の何が問題になるのか──細胞内感染(6)
バリアとなる皮膚と粘膜
人間は60兆の細胞が一塊になって組織をつくり命を維持していますが、その生命体と外界との境界面が皮膚です。見えるところは角質層がある皮膚が境界面です。
ほっぺに指を立ててずらし、唇の中に持っていくと地続きで粘膜となります。この粘膜も皮膚、角質層がない皮膚です。60兆の一塊の組織からみたら、口の中は体の外です。粘膜と角質層のある皮膚という境界面に包まれているところが人体の内部になるので、口の中は人体の外側ということになります。
粘膜の地続きを探っていくと、喉を通って食道の中、やがて胃袋。この中は体の内側でしょうか?外側でしょうか?
外側なんですね。60兆の身を竹輪に例えると、焼けている外側は竹輪の身からみて外側ですが、焼けていない穴の壁の外側、つまり管に当たるところも地続きで外側ですね。
だから胃の中も腸管の中も人体の外側なんです。そこに膨大な数の腸内細菌が棲み着いています。体の外側で生きていますから細胞内感染ではありません。付着しているだけです。善玉菌あり悪玉菌あり日和見菌ありで、互いに勢力争いをしつつ棲み分けているのは、どこか人間社会の縮図のようです。
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投稿: サップリン | 2009年2月 4日 (水) 22時40分