仙石さんのおすすめ

無料ブログはココログ
フォト

« 2008年10月 | トップページ | 2008年12月 »

2008年11月

2008年11月28日 (金)

安保徹先生の著作に学ぶ (13)

自律神経を理解する
─交感神経・副交感神経の働き─

安保 で、こういう無理する、楽するをですね、もっと医学的に理解すると、自律神経の理解で、謎に辿り着くことができます。

 自律神経は、私達の調節系の中でも最も歴史が古くて、基本的な調節系なんですけど、興奮の体調をつくる交感神経と、リラックスの体調をつくる副交感神経で、頑張れたり休んだりしてるわけです。さっきいった無理する無理するって生き方はですね、頑張れる体調をつくる交感神経が、やたらに長時間緊張しっ放しの生き方っていいかえることができます。交感神経緊張の持続なわけです。

 交感神経は興奮の体調をつくりますから、脈は速く、呼吸は荒く、血圧は高く、血糖は高く。これはいろんな無理のきく体調なんですけど、こういう体調を1日中維持するっていうことは、もう病気の流れの世界で、高血圧症だったり糖尿病だったり、興奮して夜眠れない不眠症だったりするわけです。

 一方、リラックスの方の体調をつくる副交感神経は、休息、眠る、あともう1つ、私達がご飯を食べて消化して吸収して排泄する一連の消化器の機能をですね。全てリラックスの神経、副交感神経で動かしています。ですから私達は、物食べた時、満足そうにしてますし、イライラした人でもだんだん穏やかになる。かなり怒ってた人でも怒りはおさまってます。そのぐらいですね、消化器の働きが副交感神経。この理解はすごく大切です。

 今日のテーマ、さっき沼田先生がいったような食養の世界も、やっぱり圧倒的に大人の病気は無理して起こることが多いわけですから、交感神経緊張の持続、そこから脱却するっていうのは、良い食事をとってですね、体を休めて、で、ストレスに負けない体をつくるっていうような流れ。それを一番基本的に支えてくれるのは消化管を動かして、いわゆる食養でですね、その持続する交感神経緊張状態から脱却することだと思います。

 で、こうやって交感神経、副交感神経の働きがわかるとですね、体に悪いこととか良いことっていうような、漠然としたいい方をしないですむようになるわけです。

 さっきいったあんまり筋肉を使わないで、おいしいごちそう食べて、滅多なことで動かんっていうような生き方選んでる人達は、副交感神経の過剰優位な生き方って捉えれば良いわけです。

 副交感神経は呼吸も穏やか、脈も少ない、血圧は低い、血糖は上昇しない。これはもう休むための最高の内部環境なわけですけど、この内部環境が本来働くべき時も、そのまま低いレベルでいると気迫がない、無気力。子供だったら、学校にいく気力もない、不登校。あるいは頑張って学校にいってもすごいかったるくてですね、何か迫力がないわけです。するとやっぱり私達は自律神経の理解を持ってくるとですね、無理する病気の謎もわかるし、楽して破綻を来たす謎もわかるわけです。

にほんブログ村 健康ブログ 健康食品・自然食品へ
にほんブログ村 ライフスタイルブログ 菜食・ベジタリアンへ

BlogPeople「健康法」
BlogPeople「薬・サプリメント」


健康

ブログランキング【くつろぐ】

2008年11月27日 (木)

安保徹先生の著作に学ぶ (12)

無理をしても楽をし過ぎても病気になる

安保 だけど、実は無理したり悩んだりしている人ばっかり病気になってるわけじゃなくて、のんびりして楽しても病気になっている人は意外とたくさんいるんですよね。

 で、そういうもう1つの病気の謎はどうやって理解したら良いのかというと、今度はですね、さっきいった30数億年かけて獲得した適応力を、今度は十分に使ってあげないってことで病気になってるんじゃないかってことなわけです。

 私達は筋肉が発達して、それに付随した立派な骨格持っていろんな肉体労働でも激しいスポーツでもできるんですけど、この適応力をですね、もし使ってあげない、特に重労働から解放されて楽ができる、交通機関が発達して、ほとんど自分の力で歩かないっていうような流れに入った時にですね、私達は筋力が低下します。

 筋力が低下すると、どういう破綻になるかというと、私達はですね、動くのが大変で疲れやすくなるわけです。疲れやすい。思い当たる人もいると思いますけど、疲れやすいのは、大変です。つまり自分の体重を運ぶだけのですね、筋力がなきゃ疲れやすい。

 で、頑張って、もし体を動かした時、何が起こるかというと、今度は筋肉が疲労起こしてですね、腰痛とか膝痛がでてくるわけです。無理して無理して激しい仕事をしても腰痛になるんですけど、楽して楽してふくよかさを移動するのが大変になった時も、やっぱり筋疲労起こして腰痛になるわけです。ですから、私達はですね、無理して無理しても病気になるけど、楽して楽しても病気になる。
 で、筋肉と骨は同じ血管支配で丈夫さが維持されてますから、筋力が低下してくるような生き方してると、骨も弱くなってきます。

 例えば今、整形外科でですね、すごく骨粗鬆症とかっていうような病名がつけられて、で、問題にされてるんですけど、やっぱりあまり動かない、寝たきりになるっていうような生き方を続けてると、骨は弱くなって、骨粗鬆症になるわけです。何で骨粗鬆症になったかっていうと、そういう穏やかな生き方をやっぱり選んだからなわけです。穏やかな生き方には、ひ弱な骨がふさわしいから、なってると思います。(笑)

 ですから私達はですね、無理することも楽することも、その結果何が起こったとしても、やっぱりそれはなるべくしてなってるだけで、私達の体が間違いを起こしてるわけじゃなくてですね、体はそれに、生き方にふさわしい反応を示してるだけじゃないかと。

 むしろ病気になるのは、やたらに無理してる生き方を私達自身が選ぶか、楽な生き方を選んで、疲れてしまう、ひ弱になってしまう。楽な生き方の極限はですね、精神的にも影響が及んで、すごく気迫がない、無気力の世界に入ります。

 今、日本の子供達は兄弟が少ない。おいしいごちそうは食べられる。あんまり運動する機会がない。これはいい方をかえるとなかなかわかりにくいですけど、見逃しやすいですけど、実はリラックス過剰の生き方なわけです。

 お年寄りが腰痛になるのと同じようにですね、やっぱり子供達も筋肉がひ弱で、で、骨格が不十分で、で、疲れやすい。しゃがむと骨が弱くてですね、姿勢が崩れる。骨がどんどん弱くなると、顔の骨も連動して鍛えられてますから、たいてい噛み合わせが悪くなって、で、筋力が衰えると、口を閉じる力がなくてですね。猫背で首が前に出て、口を開くっていうようなそういう流れに入って、ほとんどクルクルパーかなっていうような感じの外見を呈してきますけど、やっぱり頭の内容もそれに近くなってると思います。(笑)

 こうやって見ると私達はですね、ほとんどの病気、多分98%とか99%のレベルで、やたらに無理して生きるか、あるいは人間の適応力にふさわしい、維持できるような生き方をしてないかで破綻してると思うわけです。

にほんブログ村 健康ブログ 健康食品・自然食品へ
にほんブログ村 ライフスタイルブログ 菜食・ベジタリアンへ

BlogPeople「健康法」
BlogPeople「薬・サプリメント」


健康

ブログランキング【くつろぐ】

2008年11月26日 (水)

安保徹先生の著作に学ぶ (11)

安保徹先生講演録 「病気になるメカニズムと治し方」(3)

病気の成り立ち

安保 で、1つの流れは遺伝子、あるいは分子の研究なんですけど、遺伝子、分子の研究は細胞の中の伝達経路とかですね、あるいは、その中に記憶されて残って、同じ個体をつくるための遺伝子とか、すごく面白い謎がどんどん解けてるんですけど、この分野の研究が盛んになったからっていって、本当に病気の謎が解けるかっていうのは、なかなか疑問が多いわけです。何でかというと、遺伝子の異常で起こるっていうような流れでですね、病気の謎が解けるとは思えないわけです。

 何でかというと、私達生命は30数億年ぐらいの歴史を経て進化してきて、で、やっぱり繁栄を続けてですね、なんか複雑になったから遺伝子が間違いを起こすとか、あるいは遺伝子からつくる分子が不完全だって流れで破綻を来たしてるようには思えないわけです。

 じゃあ、何で病気になっているかってのをわからないままだとですね、やっぱりさっきいったように、対症療法の流れに入るしかないですけど、私はやっぱり病気の本当の原因はあると思います。

 で、その原因はですね、私達が30数億年かけて進化で獲得した適応力を超えた生き方をするかどうかにかかっていると思います。
 すごい無理な生き方を続けて、私達が健康を維持するってのは不可能です。やっぱり病気になります。

 私達は大脳が発達して、いろんなことを考えることができますけど、いつもこの発達した頭で、悲観的なこと考えておびえてたら、やっぱり健康は維持できない。大体無理した人、悩んでる人は、顔色悪くて、いかにも病人のなり始めっていうような形です。

 ですから私は意外と病気の成り立ちってのは身近なところにあってですね、私達が適応力を超えた生き方を選んでしまったから病気になる。そう考えれば、かなりの病気の謎が解けてくると思います。

にほんブログ村 健康ブログ 健康食品・自然食品へ
にほんブログ村 ライフスタイルブログ 菜食・ベジタリアンへ

BlogPeople「健康法」
BlogPeople「薬・サプリメント」


健康

ブログランキング【くつろぐ】

2008年11月25日 (火)

安保徹先生の著作に学ぶ (10)

安保徹先生講演録 「病気になるメカニズムと治し方」(2)

安保 今から100年ぐらい前の人類はですね、どういうことに苦悩して医学研究が進んでいったかというと、感染症だったと思います。天然痘とかですね、結核とか、破傷風とか、赤痢とか、マラリアとか、いろんな種類の感染症があって、で、なんとかその感染症の発症原因、微生物に辿り着こうってですね、パスツール、あるいはコッホ、北里柴三郎、あと野口英世とか、一生懸命病気の原因を追及していた時代が100年前です。

 で、その時代ってのは、だんだんいろんな、特に流行する病気、人類がすごい大多数の患者が死に至るっていうような感染症の謎はですね、原因は、微生物の感染によるものであると。で、その微生物の同定がどんどん解明されて、ワクチンの開発とか、その後50年ぐらい経ってから抗生物質が開発される。

 で、そうやって進んでいる間に、いろんな先進国を中心に人類はですね、豊かになって衛生状態も良い、あるいは、いろんな食べ物もひもじい思いをしなくてすむっていうような流れで、感染症はすごく少なくなって、で、ある意味では、命を落とすような感染症はすごく少なくなったわけです。
 で、今残った病気っていうのはどんな病気かっていうと、がんだったり、膠原病だったり、あるいは胃潰瘍だったり潰瘍性大腸炎だったり、アレルギー疾患だったらアトピー性皮膚炎とか、気管支喘息とか、あるいは高血圧症とか糖尿病とかですね。感染症みたいに流行するとか、あるいは1回の流行で多数の人が命を落とすっていうような流れの病気ではない病気が残ったわけです。

 で、こういう残った病気に対して、今、医学とか医療はどうやって対処してるかっていうと、ほとんどですね、原因不明っていって、原因を追及する流れが成功してないわけです。

 ですから例えば高血圧症になっても、糖尿病になっても、たいてい対症療法です。アトピー性皮膚炎でも、気管支喘息でも対症療法をやって、で、その場をしのいでいるわけです。

 ですからお医者さんはですね、いつ治るっていうような、そういうことを患者さんにはいえないわけです。患者さんもある意味では、慣れてきてですね、あまり治る希望もないで病院にいってるっていうような流れだと思います。

 やっぱり病気っていうのは原因を追及しないとですね、本当に根本的に治すことはできないと思います。


にほんブログ村 健康ブログ 健康食品・自然食品へ
にほんブログ村 ライフスタイルブログ 菜食・ベジタリアンへ

BlogPeople「健康法」
BlogPeople「薬・サプリメント」


健康

ブログランキング【くつろぐ】

2008年11月21日 (金)

安保徹先生の著作に学ぶ (9)

安保徹先生講演録 「病気になるメカニズムと治し方」(1)

 04年11月14日に開かれたNPO法人日本綜合医学会東京大会で安保徹先生の大講演が行われ、その講演録発行の運びとなりました。

 この大会の運営実行委員長を本誌の仙石主幹が務めたということもあり、本誌では6回に渡り安保先生の著作の紹介を続けてきましたが、今回は本誌の協力もあって実現したこの講演録の要旨紹介をさせて戴きます。

 この講演録そのものを購入したい、購入して普及したいという方は、NPO法人日本綜合医学会出版委員会または自然食ニュース社e-健康ショップまでお問い合わせを。

にほんブログ村 健康ブログ 健康食品・自然食品へ
にほんブログ村 ライフスタイルブログ 菜食・ベジタリアンへ

BlogPeople「健康法」
BlogPeople「薬・サプリメント」


健康

ブログランキング【くつろぐ】

2008年11月20日 (木)

安保徹先生の著作に学ぶ (8)

「免疫革命」目次
(今回は参考までに引用です)

序 章 現代医学は
なぜ病気を治せないのか 
第一章 病気のほんとうの原因 
第二章 もうガンも怖くない 
第三章 薬に頼らずアトピーを治す 
第四章 慢性病の治し方 
第五章 病気と体調の謎が解ける免疫学

第六章 健康も病気も、
すべては生き方にかかっている
あとがき 
「免疫革命・実践編」目次
はじめに〜自律神経免疫療法の実際
安保徹(新潟大学大学院教授)
免疫革命の現場から
〜三人の臨床医からの報告
第一章 西洋医学と東洋医学の
科学的統合をめざす
 水嶋丈雄(水嶋クリニック院長)
第二章 ガン専門で
自律神経免疫療法にとりくむ
  真柄俊一
(素問八王子クリニック院長)
第三章 漢方を大いに取りいれた
治療の実際
 木下和之(木下内科院長)


「免疫革命」序章 見出し
病気の本当の原因はストレスだった
古いようで新しい免疫学の歴史
免疫学はたこつぼ化の危機にある
身体と生命を
全体的にとらえる免疫学をめざして
免疫学から、
ガンのほんとうの原因が見えた
三大療法でガンは治らない
免疫力を上げればガンは自然退縮する
免疫力を上げるとどうしてガンが治るのか
ガンは怖くない
現代医療がガンの痛みをもたらしている
いまの医療は薬に頼り切っている
強力な現代薬が病を深くした
対症療法では慢性疾患は治らない
身体のシステム全体をとらえる統合医学へ
生命をはぐくみ体調を整える
三つの体内システムを理解せよ
すべての生体活動に関わる
自律神経に着目する
エネルギーのシステムから
新しい医療が見える
食と呼吸こそ生命エネルギーの源だ
クーラーと冷蔵庫が病気を増やした
自律神経はすべての細胞を統合する
現代医学は分析におぼれている
いまの医学は
「知識はあれど、知恵は回らず」
「やわらかい」頭で
パーキンソン病の謎にとりくむ
知識ではなく知恵のある医療をめざせ
心の問題がたいへん重要
自然に従って生きるのが、
生物としての人間の当たり前の姿


 ガン=ストレス説に多くの患者さんが共感、納得した
 自律神経免疫療法=刺絡療法ではない
 アトピーの治癒には時間がかかることを理解してほしい
 自律神経免疫療法を受けるだけでは病気は治らない
 自律神経免疫療法はQOLを上げる治療法
 治癒率のデータが揃うにはあと数年は必要
 治療を選択する主役は患者
 リンパ球があって発ガンするのは低体温が原因
 痛みのある患者には頓服として鎮痛剤を使う
 転移ガンが治癒した例も三例ある
 脳腫瘍などは必要に応じて放射線治療を少し行う
 「ガンになってよかった」といえる人がガンから逃れる


にほんブログ村 健康ブログ 健康食品・自然食品へ
にほんブログ村 ライフスタイルブログ 菜食・ベジタリアンへ

BlogPeople「健康法」
BlogPeople「薬・サプリメント」


健康

2008年11月19日 (水)

安保徹先生の著作に学ぶ (7)

免疫革命・実践編(はじめに)より(2)

 まず、ガンを例にとって話しましょう。ガン患者の場合、白血球のバランスを見てみると、たいていの場合、顆粒球が多くてリンパ球が少ないのですが、これは、いわゆる無理をした、あるいは苦悩した生き方の白血球パターンです。こうした白血球のアンバランスが今度は、本来細菌を処理するという重要な役割を担っている顆粒球の過剰反応を起こしてしまい、その結果、とくに常在菌のいる粘膜を破壊します。すると、粘膜は上皮細胞や腺組織の腺細胞がつねに再生を繰り返しているところですから、そこの再生が過剰にうながされると、再生のプロセスででる活性酸素などにDNAが傷つけられて、ついには発ガンしてしまうのです。これが、発ガンの基本的なしくみだと考えられます。

 また、いままでのガンの三大療法(手術、抗ガン剤、放射線)がさかんに行われる背景にも、ガンの発症については、特定の発ガン物質が大量に長期間遺伝子を刺激したり、あるいは別の要因で遺伝子に不具合ができたりして起こっているのだから、これに対応するにしても、ガンをあるものとして取り去るか、小さくするのが治療だ、というような発想しかないわけです。しかし、私のように、ガンは人の生き方自体に問題があって起こっているのだととらえれば、対応としても『免疫革命』で述べた「ガンから逃れる四ヵ条」といった対処法が可能になるのです。とくに四ヵ条の最初にあげた生き方を見直すというのは大切です。そういうことから、ガン治療の新しい流れがどんどんはじまっていきます。

にほんブログ村 健康ブログ 健康食品・自然食品へ
にほんブログ村 ライフスタイルブログ 菜食・ベジタリアンへ

BlogPeople「健康法」
BlogPeople「薬・サプリメント」


健康

2008年11月18日 (火)

安保徹先生の著作に学ぶ (6)

免疫革命・実践編(はじめに)より(1)

編集部 二〇〇三年七月に『免疫革命』を出版して以来、読者の方々からたいへんな反響がありました。この反響は、一年近くが経ったいまも続いていて、ある意味では、『免疫革命』が世間に免疫ブームを巻き起こしたといえるほどの、多大な影響をいろいろな方面に及ぼしました。こうしたことについてまず、少し話していただきたいのですが。

安保 『免疫革命』が出版されるまでは、病気の成り立ち、あるいはガンの成り立ちを考えるとき、遺伝子診断や遺伝子治療などを最先端ととらえるのが当たりまえになっていました。病気の原因については、病気にかかる人の身体の中の遺伝子に異常や調節障害があり、その体の破綻によって病気が起こる、ととらえていたのです。すると、遺伝子の謎がとけるまでは、結局対症療法しかないという選択になり、病気は治せなくても当然、という、そういう流れで医学が進んできたと思うのです。医学の進むべき方向、進もうとしている方向は、それでいいのだ、という考えがありました。

 しかし、『免疫革命』で私が何を言いたかったかというと、私たちの身体というのは、生物としての三十五億年の流れがあって進化してきたものですから、めったなことで調節障害を起こすようなしくみで進化してきたわけではない、ということです。むしろ、なぜ病気になるかというと、私たちが病気になるのは、三十五億年の進化で得た適応力を超えて無理をする、あるいは悩んだりするために、過剰な交感神経緊張状態になって破綻をきたすためなのです。

 また、私たちの身体を観察してみると、筋肉や関節が発達しています。動物としての基本の能力をもっていますが、そういう能力を全然使ってあげないと、その人は活力がなくなったり、筋力がなくなったりして破綻をきたします。逆に、そういう能力を使いすぎても、負担となって、破綻にいたります。つまり、基本的に私たちの身体は健康に生きられるようにできているのですが、それが病気になるのは、身体の能力に応じた適応を超えた生き方をしたり、反対に適応にふさわしくない活力のない生き方をしたりしたから、破綻をきたすためではないか、と私は考えているのです。

にほんブログ村 健康ブログ 健康食品・自然食品へ
にほんブログ村 ライフスタイルブログ 菜食・ベジタリアンへ

BlogPeople「健康法」
BlogPeople「薬・サプリメント」


健康

2008年11月17日 (月)

安保徹先生の著作に学ぶ (5)

「免疫革命」序章より
現代医学はなぜ病気を治せないのか

 最近、免疫力を上げれば病気が治る、病気を防げる、という話をたくさん耳にします。新聞や雑誌の広告で、免疫力を上げる民間療法の広告を目にしない日はないほどです。とくに、ガンやアトピー性皮膚炎、膠原病といった、現代の難病に免疫療法が効く、という話は、ちまたにあふれています。

 ところが、それらは、どれも経験に基づいて治癒例を並べるばかりです。どうして免疫力を上げると病気から逃れることができるのか、という裏づけがきちんとなされていることはほとんどありません。

 一方で、いわゆる医学部で学ぶ免疫学の分野では、免疫の化学的なメカニズムについての分析研究が圧倒的に主流を占めていて、病がなぜ起こり、なぜ治癒するのかという過程やしくみを解説するとりくみは、ほとんど行っていません。ですから、一般の人の視点にたってみれば、同じ「免疫」という言葉がついていても、免疫力と免疫の研究は、まったく別物であるかのように見えてもおかしくありません。

 また、免疫療法が注目を浴びる一方で、現代医学は病気の治療に芳しい効果を上げているように思えないのが現状です。遺伝子だ、ゲノムだ、タンパク分子解析だ、と人間の身体のとてつもなく微細なしくみを解明する分野で、現代医学はたしかにめざましい成果をあげてきました。しかし、それらが直接的に、治癒をもたらす医療に反映されたという例が、ほとんど見あたらないのです。現代医学は病気を治せない、と非難されてもしかたがない状況にあると思います。


にほんブログ村 健康ブログ 健康食品・自然食品へ
にほんブログ村 ライフスタイルブログ 菜食・ベジタリアンへ

BlogPeople「健康法」

BlogPeople「薬・サプリメント」



健康

2008年11月14日 (金)

安保徹先生の著作に学ぶ (4)

『免疫革命』『免疫革命・実践編』を購入して座右の書に

 自然食ニュースもサポートしてきた日本綜合医学会の東京大会での安保徹先生のご講演も終わり、この安保先生の著作に学ぶ六回コーナーも最後の第六回目となりました。


 最後は、少し難しいのですが、やはり安保ブームに本格的に火をつけたといわれる本書のご案内となります。いつもお話しているように、このページは書評ではなく、皆様が本屋さんで買って読んでいただくためのよすがにしていただくためのガイド役です。


 初め『免疫革命』が出版され、出版社の講談社インターナショナルと近縁の『週刊現代』(講談社発行)などで、この本の紹介も兼ねて安保先生のお考えが広くスピーディーに爆発的に世間に知られるようになりました。『週刊現代』は権威もあり発行部数が多いので、その影響力は相当なものがあります。


 そのためもあり、『免疫革命』を読んだ人が、週刊誌的感覚で軽く読み飛ばし、安保先生の唱える自律神経免疫療法をやりさえすれば、というか、例えばがんなどで現に命の危機にある方が、今かかっている外科療法・放射線・抗がん剤しか視野にいれていない現代医学を全面的に否定して、自律神経免疫療法だけに賭け、かえって命をはやく落としてしまうという結果になる人も出ているようだということもあり、出版社が『免疫革命』を読んで浅いレベルでの思いこみで安保イズムにしびれた人をあわてて、自律神経免疫療法を信仰的にとらえるのではなく、もう少し縦からも横からも裏からもよく見て考えて、認識を深めるようにとの思いから急いで出した本が『実践編』であると見ると、出版社の責任感の強さ、良心も見えてくるように思えます。


 本誌の読者は、この両者を揃って読むことで、何か一冊の本を読むよりも、認識が立体的に深まると思えますので、今までご紹介した本を読まれた人も、あらためてこの双子の本を購入して二冊を熟読されることをお勧めいたします。



にほんブログ村 健康ブログ 健康食品・自然食品へ
にほんブログ村 ライフスタイルブログ 菜食・ベジタリアンへ

BlogPeople「健康法」

BlogPeople「薬・サプリメント」



健康

2008年11月13日 (木)

安保徹先生の著作に学ぶ (3)

「おわりに」より

 病気がたまたま偶然に、または運が悪くて起きているなら、原因も不明ということになり、対症療法もしかたのないことです。現代医学や現代医療は、こうした流れで治療が行われてきました。

 そして、対症療法だけではあまりにも治りが悪いことがわかってきた時点から、病気の原因には遺伝子の異常が背景にあるという流れに変わってきたわけです。十五年ほど前から、遺伝子診断や遺伝子治療という言葉がさかんに言われるようになりました。

 私はこの流れに疑問を感じていて、病気の本体について「病気は適応を超えた生き方である適応障害、つまりストレスが続いたときに起こる」と提唱しています。読み終えた後に、病気から逃れる心がまえやその方法が自然と備わり、薬や治療に対する間違った常識を捨てることができていれば、私がこの本を書いた目的がおおむね達せられたことになります。


にほんブログ村 健康ブログ 健康食品・自然食品へ
にほんブログ村 ライフスタイルブログ 菜食・ベジタリアンへ

BlogPeople「健康法」

BlogPeople「薬・サプリメント」



健康

2008年11月12日 (水)

安保徹先生の著作に学ぶ (2)

「はじめに」より

 十年前に比べるとアレルギー疾患が二倍に増え、依然としてガンは日本人の死因のトップです。膠原病など難病の多発、高血圧や糖尿病など慢性病を抱える人も増加の一途をたどっています。

 そうした現状のなか、みなさんの多くは、「結局はどんな治療も薬も効かないのではないか」、病気を局部的な現象と見ている西洋医学に閉塞感さえ持ち始めていることでしょう。

 だからこそ、ここ数年の傾向として代替医療に注目が集まっているのではないでしょうか。

 代替医療の実績も着実に上がってきていますが、そのメカニズムについては理論的に裏付けることがまだきちんとされていないのが現状です。

 免疫学は、それら病気や医療に対する閉塞感を払拭し、代替医療のメカニズムも解明できる学問でもあります。

 つまり、免疫学が今ほど実際の疾患への応用を期待されているときもないわけです。

 主に顕微鏡の中で解説されてきた免疫学を、たくさんの人が自分の体に照らして知ることの重要性を研究者である私自身が感じています。

 ガン、膠原病、アトピー性皮膚炎、糖尿病や高血圧などの生活習慣病、心疾患、慢性の腰痛・膝痛に至るまで、免疫学を理解した上で、ストレスや薬の影響から目を離さずに生活の見直しが行われれば、病気から脱却できるのです。カゼや肥満、不眠や冷え症など日常的な体調不良についても、人間を全体として捉えることにより、科学的・理論的な裏付けをもって解消できるでしょう。

 慢性病やアレルギー疾患を抱えている人、そして生き方を見直したいと考えている人に、肩の力を抜いて読んでもらえれば幸いです。

 健康を取り戻すために自分がやるべきことは何なのかを、本書から見つけ出してください。


にほんブログ村 健康ブログ 健康食品・自然食品へ
にほんブログ村 ライフスタイルブログ 菜食・ベジタリアンへ

BlogPeople「健康法」

BlogPeople「薬・サプリメント」



健康

2008年11月11日 (火)

安保徹先生の著作に学ぶ (1)

『最強の免疫学 病気は自分で治せる!』

 安保先生の新著、永岡書店刊「最強の免疫学」は、肉食と菜食の問題に踏み込んで解説されており、是非本屋さんで購入して座右に備えたい本です。特に本誌愛読者と新規に立ち上がったNPO法人「根本的食生活改善をすすめる会」の賛同者にとっては「肉食は顆粒球人間、菜食はリンパ球人間」ということを解明していただいた第2章は格別興味深く読めます。

 例えば、「肉食はアミノ酸からなる酸性食品で、肉を食べるとすぐ活動に反映されます。すると体は交感神経優位になるのです。それにより行動的かつ攻撃的で、エサを取るのに適した顆粒球が増えます。焼き肉だ、しゃぶしゃぶだと毎日のように大量の肉を食べている人は、顆粒球が多くなり、活動的、怒りっぽい性格になりやすく、顆粒球人間になります。このタイプの人が何かのきっかけで陥りやすい疾患が便秘、胃もたれ、胃潰瘍。ガン体質もこの顆粒球人間に多く見られます。そして、肉と対極にある食べ物、野菜を食べる菜食主義者は、「リンパ球人間」の傾向があります。野菜はアルカリ性で、副交感神経優位に働きます。リンパ球人間は性格が穏やかでありリラックス上手で、当然、免疫力も高めです。」と書かれています。

 どうです? ワクワクして来ませんか? 是非本書をもよりの本屋さんで手に入れましょう。


にほんブログ村 健康ブログ 健康食品・自然食品へ
にほんブログ村 ライフスタイルブログ 菜食・ベジタリアンへ

BlogPeople「健康法」

BlogPeople「薬・サプリメント」



健康

2008年11月10日 (月)

ハゲも治る希望が…(4)

白麹大豆と楽農泉スプレー

 どうやら白麹大豆は5αリダクターゼの体内生成を妨害し、その量を減らすことができるようなのです。そうなれば、遺伝的にハゲやすい体質であってもハゲないどころか、本来のテストステロンが働けば毛は男性的に生えてくることが期待できるのです。

 私の場合、これに加えて楽農泉原液を市販のスプレーでシュッシュッと霧にして頭皮にかけています。これもだいぶ良いように感じます。

 理論的には、まだまだ仮説で検証はこれからですが、実践的には試してみる価値がある話だと思います。

関心のある方は、是非まずは2〜3ヶ月程度お試しになってみては如何でしょうか。


にほんブログ村 健康ブログ 健康食品・自然食品へ

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 菜食・ベジタリアンへ




健康

2008年11月 7日 (金)

ハゲも治る希望が…(3)

ハゲは、変形型男性ホルモンと
その受容体が原因という説

 多量の脱毛に困る人たちのスタートの大半は20代前半です。その頃がもっとも男性ホルモンの分泌量の多い時期です。私もそうでした。

 今のところ、一番有力なのは、過剰な変形型男性ホルモンがその受容体(レセプター)と結びついて初めてハゲるという説です。この説ではこの変形型男性ホルモンと、その受容体の2つの因子を同時にもった人がハゲ体質ということになります。男性ホルモンが変形してしまうかどうか、またこの受容体をもつかどうかは、遺伝が関係しているということです。この遺伝子は母方を通じてのみ遺伝するといわれています。私も母方の祖父はヤカン頭でした。

 この説では、女性が遺伝の関係でたとえ受容体(レセプター)をもっていてもハゲないのは、変形型男性ホルモンが少なく、それなりにバランスがとれているからです。

 但し、閉経をはじめ、何らかの事情でホルモンバランスが崩れると、脱毛が多くなってしまう女性がいますし、例えば過度のダイエットなどでホルモンバランスが崩れても、男性型若ハゲタイプの薄毛になることもあります。

  遺伝的要因がある人は、5αリダクターゼという酵素が毛乳頭や皮脂腺にできてしまい、この酵素の還元作用でテストステロンは5αジヒドロテストステロン(5αDHT)というさらに強力な男性ホルモンに変化するのです。

 そして、この変形型男性ホルモンが毛根の毛母細胞に運ばれてレセプターが作用してその中に入り込むと、毛母細胞が細胞分裂するときに起きるタンパク合成を邪魔し、別のタンパク合成をすることにより、細胞分裂が止まってしまうのです。その結果、本来なら2年くらいある成長期が半年か1年で退縮期から休止期へと移行してしまうわけです。新毛の発生は休止期を過ぎないとはじまりません。

 若ハゲの初期段階で、どうも最近髪の毛が細くなったなと感じるのは、5αDHTにより毛母が弱ってきたからなのです。次の段階では短い毛が抜けだすようになり、その後、地肌が見えだした段階では、すでに毛母は働きをやめてしまって冬眠状態なのです。

 いずれにしても、テストステロンが5αリダクターゼの還元作用で5αDHTに変化し、この5αDHTが毛母細胞の細胞分裂を抑制するというのが、 男性ホルモン型脱毛の生理学的な仕組みということになります。同じように多くの男性ホルモンが作られながら、ハゲる人とハゲない人との違いは、テストステロンを5αDHTに変える5αリダクターゼという物質の体内での生成量の違いということになります。
 ハゲが遺伝するポイントの一つは、この5αリダクターゼが多く生成されるという体質が遺伝することもあるのではないかといわれています。 この体質はもちろん女性にも遺伝します。しかし、女性がハゲない、または薄毛程度でとどまるのは、テストステロン分泌量が男性の1/20ぐらいなので大きな脱毛に進まないからです。ところが男子を産むと、その子はしっかりとハゲの体質を受け継ぐことになります。



にほんブログ村 健康ブログ 健康食品・自然食品へ

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 菜食・ベジタリアンへ






健康

2008年11月 6日 (木)

ハゲも治る希望が…(2)

男性ホルモンと発毛の関係

 男性ホルモンが活発な人がハゲるともいわれます。しかし、これは正確ではないようです。男性ホルモンがあればこそ、男性的な濃い髪の毛を誇っている人はいくらでもいます。その衰えとともに薄毛になってくるのではないでしょうか。

 どうやら男性ホルモン(テストステロン)は頭髪を発毛させる作用と関係があるようです。男性ホルモンは分泌量が過剰だからといって必ずしもハゲるわけではなく、ハゲるのには別の要因があり、それがなければ、たとえ男性ホルモン過剰であってもハゲにはならないといわれています。このテストステロンが変形してジヒドロテストステロンとなると脱毛させ、禿げさせる性質を帯びるようになるらしいのです。

 困っている方、関心のある方のお役に立てればとも思いこの文章をまとめてみることにしました。


にほんブログ村 健康ブログ 健康食品・自然食品へ
にほんブログ村 ライフスタイルブログ 菜食・ベジタリアンへ


健康

2008年11月 5日 (水)

ハゲも治る希望が…(1)

早速試してみた白麹大豆

 『自然食ニュース』06年2月号(No.387)のインタビューは白麹大豆のお話でした。
 がんやコレステロールの難問を解決できる科学的ストーリーも面白かったのですが、個人的にはある種の麹菌、つまり白麹大豆は、上手に使うとハゲの悩みを解決する特質もあるという話が一番興味深いものでした。

 私が最初に頭が薄くなり始めていると気がついたのは、25歳の頃でしたから、もう40年近くも前の話になります。何とかしなくてはと思いながら、鴨川の水の流れと同様、40年近く何ともならなかったのです。

 ところが、今、感動的に驚いているのは、なんとこの年になって徐々にですが、しかし、着実にハゲが回復してきているのです。

 白麹大豆を毎日少しずつポリポリ囓るようになって約1ヶ月もしないうちに、よく見たら、1センチくらいの細い産毛がワーッと生えてきたわけです。

 ぬか喜びしても、からかわれるもとと静観していたのですが、それから3ヶ月、まだ密度はイマイチですが、産毛は次第に本格的な毛髪に出世しつつある一方、相変わらず新たな産毛が順調に増えつつあるのです。若いときほどの勢いはありませんが、少しずつにしろ、ハゲによる失地が回復しつつあるのは、この領土の皇帝として欣快にたえないといったところでしょうか。


にほんブログ村 健康ブログ 健康食品・自然食品へ
にほんブログ村 ライフスタイルブログ 菜食・ベジタリアンへ


健康

2008年11月 4日 (火)

失敗のないダイエット(5)

基礎代謝・体温の上がる施設

 それにつけても、今回養生所に出来た微弱放射線ホルミシスルーム「貴石の間」──温泉を越えた「ホルミストン温浴ルーム」の上手な活用は、様々な病苦の解決だけでなく、常識的にはなかなか困難な程度のダイエットの山坂道でも楽々乗り越え、こなしていく秘密兵器並の強い味方になれるはずです。

 低体温の人も、これらの施設の上手なご利用で、まず体温が標準程度に自然と回復してくるはずです。そうなれば、基礎代謝が上がりますから、ちょっとした努力で脂肪の燃焼も上手にできるようになり、腸壁にこびりついた内臓脂肪も朝露が朝日とともに消えていくように消えていくことが期待できるのです。

 リバウンドなしで標準体重に戻り、健康長寿を実現したい方は是非、お元氣養生所にご注目ください。老若男女だれでもウエルカムです。あなたの周りに太ってしまって困っている人がいたら、ここにこんな理念をもった養生所があるよと教えてあげてください。


にほんブログ村 健康ブログ 健康食品・自然食品へ
にほんブログ村 ライフスタイルブログ 菜食・ベジタリアンへ


健康

« 2008年10月 | トップページ | 2008年12月 »