安保徹先生の著作に学ぶ (3)
「おわりに」より
病気がたまたま偶然に、または運が悪くて起きているなら、原因も不明ということになり、対症療法もしかたのないことです。現代医学や現代医療は、こうした流れで治療が行われてきました。
そして、対症療法だけではあまりにも治りが悪いことがわかってきた時点から、病気の原因には遺伝子の異常が背景にあるという流れに変わってきたわけです。十五年ほど前から、遺伝子診断や遺伝子治療という言葉がさかんに言われるようになりました。
私はこの流れに疑問を感じていて、病気の本体について「病気は適応を超えた生き方である適応障害、つまりストレスが続いたときに起こる」と提唱しています。読み終えた後に、病気から逃れる心がまえやその方法が自然と備わり、薬や治療に対する間違った常識を捨てることができていれば、私がこの本を書いた目的がおおむね達せられたことになります。
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