安保徹先生の著作に学ぶ (2)
「はじめに」より
十年前に比べるとアレルギー疾患が二倍に増え、依然としてガンは日本人の死因のトップです。膠原病など難病の多発、高血圧や糖尿病など慢性病を抱える人も増加の一途をたどっています。
そうした現状のなか、みなさんの多くは、「結局はどんな治療も薬も効かないのではないか」、病気を局部的な現象と見ている西洋医学に閉塞感さえ持ち始めていることでしょう。
だからこそ、ここ数年の傾向として代替医療に注目が集まっているのではないでしょうか。
代替医療の実績も着実に上がってきていますが、そのメカニズムについては理論的に裏付けることがまだきちんとされていないのが現状です。
免疫学は、それら病気や医療に対する閉塞感を払拭し、代替医療のメカニズムも解明できる学問でもあります。
つまり、免疫学が今ほど実際の疾患への応用を期待されているときもないわけです。
主に顕微鏡の中で解説されてきた免疫学を、たくさんの人が自分の体に照らして知ることの重要性を研究者である私自身が感じています。
ガン、膠原病、アトピー性皮膚炎、糖尿病や高血圧などの生活習慣病、心疾患、慢性の腰痛・膝痛に至るまで、免疫学を理解した上で、ストレスや薬の影響から目を離さずに生活の見直しが行われれば、病気から脱却できるのです。カゼや肥満、不眠や冷え症など日常的な体調不良についても、人間を全体として捉えることにより、科学的・理論的な裏付けをもって解消できるでしょう。
慢性病やアレルギー疾患を抱えている人、そして生き方を見直したいと考えている人に、肩の力を抜いて読んでもらえれば幸いです。
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