2009年12月22日 (火)

マグネシウムの働き(6)

 流出を防ぐには、まず第一にお酒の飲みすぎを控えることです。お酒(アルコール)は適度、つまり日本酒でおちょこ半分程度はフリーラジカルのスカベンジャーとして毎日の摂取がむしろ望ましいものですが(適度のお酒は百薬の長)、マグネシウムはじめ、さまざまなミネラルと結合して、尿から体外に連れ出してしまうものでもあることを忘れてはなりません。自分の体がすでにマグネシウム不足であっても、お酒を飲んだ分、必ずマグネシウムを外に排泄してしまいます。
 お酒を沢山飲むときは、つまみにマグネシウムの多いもの、又はマグネシウムもたっぷり含んだサプリメントを摂っておくことが大事です。
 いずれにしても、栄養素というのは体の中で複雑な代謝を中だちするものですから、単独で突出的に摂ると裏目に出ることが多いのです。
 いずれにしろマグネシウムは四大ミネラルの中ではその過不足を総合的に調整する働きもしてくれますから、毎日総合的に400mg〜500mg程度は摂取したいものです。この位とって、やっと45%程度が腸から吸収されるといわれます。

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2009年12月21日 (月)

マグネシウムの働き(5)

 マグネシウム不足で起こる日常的トラブルとしては高血圧の中でも疲れやすさ、生理痛、足などがツル、狭心症、ギックリ腰など沢山あります。
 この症状に心当りがある人は、まず何よりもマグネシウム不足を解消していただきたいと思います。
 それには摂取量を増やすことと流出量を減らすということがポイントになります。摂取量を増やすには、今は塩の中にマグネシウムが入っていませんから、飛躍的に増やすにはサプリメントが一番です。
 よく、普通の食べもので補給したいという人がいますが、不足しがちなのは何もマグネシウムに限られておらず、全部を普通の食べ物で補給するのは事実上できない相談、ないものねだりになってしまいます。
 毎食ごとに総合的に微量栄養素全般がとれるサプリメントを愛用すれば毎回の食事ごとに全部それらが入ってくるので好都合です。マグネシウムは一回量として200mg〜300mg程度とれるものを選ぶのが望ましいでしょう。

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2009年12月18日 (金)

マグネシウムの働き(4)

 よく、血圧が高いのは、その血管の内側にコレステロールなどがたまったからだなどといわれることが多いのですが、当然そういうことも血圧を高くする要因にはなります。しかし、それだけではマグネシウムを200mg程度補ってやるだけで、長年の悩みだった高血圧が三日〜一週間で血圧が正常化することがうまく説明出来ません。
 そういう人は普通の食生活では200mg程度しか摂れないマグネシウムでは全く不足であったということです。
 三年程前、やっとマグネシウムの摂取基準は毎日300mgと決められましたが、これは今の200mg程度の摂取実情からいうと適切であったのかも知れませんが、カルシウムの摂取基準600mg同様決して充分なものではないことを知っておきましょう。
 諸外国ではカルシウムは800mg、マグネシウムは400mgというのが基準の主流です。一般的にはカルシウムとマグネシウムの摂取量は2対1にするのが望ましいと考えられているので、600mgがカルシウムの基準である我国はマグネシウム300mgとせざるを得なかったのです。
 同じ人間なのに日本人だけが、カルシウム・マグネシウムが3割も少なくて良い筈がありません。あきらかに厚生行政の立ち遅れなのです。
 いち早く気がついた人が、時代遅れの行政基準にしばられることなく乗り越えて健康確保にすすんでいくべきなのです。

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2009年12月17日 (木)

マグネシウムの働き(3)

 何となく顔がむくんでいる人(腎臓に負担がかかりすぎている人が多い)や、全身の細胞が水ぶくれで太目になっている人、立ち続けの仕事で夕方には両足が練馬大根のようになってしまう人も全く同じ理屈で、マグネシウム不足もその一因になっていることがわかると思います。
 先程の四大ミネラルのうちナトリウムとカルシウムは普段は主として細胞の外側に配置されており、カリウムとマグネシウムは細胞の内側に配置されています。そしてナトリウムはカリウムと、カルシウムはマグネシウムと拮抗しているのです。拮抗しているというのは体内で一方が増えると他方はその分減るという関係をいいます。
 私たちの体の細胞は、その期待されている機能を果たすとき、神経などによる刺激をうけて電位に変化がおこり、ナトリウムが細胞内に、カリウムが細胞外にと、その定位置を変えます。そのままだと、更なる働きが出来ないので、細胞はナトリウムをすぐ細胞外に汲み出す(そしてカリウムを細胞内に呼びもどす)働きをします。その働きを担当しているのが細胞膜の中にある仕掛け、ナトリウムポンプです。これはアデノシン三リン酸によるエネルギーを使ってまわされるポンプですが、このときマグネシウムが細胞の中に充分ないとこのポンプは順調にまわることが出来ません。そうなるとナトリウムが長時間細胞内に停留することになりますが、そうなると浸透圧の関係で水分が細胞の中に侵入してきます。そこで細胞はパンパンにふくれてくるわけです。こういうことが細胞の中でおこったら、当然血管は外からみても太く見えますし、その中の血液の通路の穴は狭くなりますね。
 これが普通の人の本態性高血圧の実相です。

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2009年12月16日 (水)

マグネシウムの働き(2)

 日本人の食生活の調査をしてみると、大半の人が一日200mg程度しか摂っていません。
 これでは明らかに摂取不足です。
 そこで、マグネシウム不足とみられる様々な肉体的・精神的トラブルにまきこまれている人が多いのです。
 そういう人は、マグネシウムを少々補給してやるだけで簡単に正常化します。
 たとえば、高血圧に悩んでいる人。本来ならば下が80、上が120位の範囲に入っているべき人が、下が100以上、上は180にもなって、どうしても下がらない、ひょっとしたら、これが自分なりの「正常値」ではないかなどと思い込もうとしている人もいます。
 こんな人がマグネシウムが200mg程度入ったサプリメントを恐る恐る摂ってみると1週間もしないうちに血圧が下は80、上が120になってしまう。
 思わずアレ?今までの自分は何だったのだろうと思う。
 マグネシウムは別に血圧降下薬剤ではありません。一方的に血圧を下げるわけではなく、その人にとって一番望ましい正常値の範囲にする微量栄養素というわけですから、低血圧の人にとっても有効です。低血圧の人は血圧を徐々に押し上げるように働きます。
 この血圧正常化作用は、素人でも今は電子血圧計が普及して簡単に数値データをとることができるので、血圧にお悩みの方は是非お試しいただきたいと思います。
 さて、何故、そう簡単に血圧がさがるかというと、血管を構成している細胞の中にマグネシウムがちゃんと供給され、その細胞のナトリウムポンプが正常に働くようになるので、その細胞から過剰な水分が出て血管のむくみっぽさがなくなるので、血が流れるパイプ内径が、その分余裕が生まれて広くなるからです。
 確かに血管が水分過剰でむくんでいたら血圧は高くなりますね。

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2009年12月15日 (火)

マグネシウムの働き(1)

 最近、マグネシウムに関するお問い合せが多いので、今回はこのあたりを総合的にご説明させて頂きましょう。
 ミネラルには四大ミネラルというのがあります。私たちの体の中で四つのミネラルがダントツに多いからです。
 それはナトリウムとカリウム、カルシウムとマグネシウムです。
 中でもマグネシウムは今の日本人には摂取不足という点では一番問題になるミネラルです。
 体重が60kg程度の成人男子の場合、約25グラム程度のマグネシウムを体内に持っているのが正常といわれます。
 約半分強は骨に含まれています。人間など脊椎動物は脊椎をマグネシウムをはじめとするミネラルの貯蔵庫にしています。約3割弱が筋肉に、残りは各臓器や血球などの中、つまり全身の細胞中に含まれています。

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2009年12月14日 (月)

関節炎と微量栄養素(3)

 ビタミンCが不足をしていると関節部の滑膜などが壊れやすくなるので、出血、腫張が起きやすくなります。
 また、ビタミン類ではβカロチンのほか、ビタミンB12、その他B群全般を充分に摂りましょう。
 炎症の悪循環にストップをかけるエースは何といっても、活性酸素消去酵素であるSOD、グルタチオンペルオキシダーゼ、カタラーゼを十全に働かせることです。これはほとんどの人の場合、亜鉛とセレニウムの充分な摂取がポイントとなります。
 痛いからといって関節部を動かさないといちはやく硬化がきてしまうので、炎症ストップのこれらの微量栄養素を充分に摂取しつつ、あとは良い姿勢を心がけましょう。
 これらの微量栄養素は三度三度の食事のたびに総合微量栄養素サプリメント(栄養補助食品)を摂り続ければ、十分摂れます。ただ、リウマチの人だけはあと毎日200〜400マイクログラムのセレニウムをサプリメントで摂ると良いでしょう。
 一度変型し固まってしまった患部は完治はあまり期待できませんが、血液の循環は良くなり、苦痛が少なくなることと、それ以上の悪化は避けることが期待できます。



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2009年12月11日 (金)

関節炎と微量栄養素(2)

 比較的年をとっておきる関節炎は、軟骨部がすりへった結果うまれることが多いのです。運動選手などの関節炎もこのタイプが多いようです。
 骨(長管骨)の末端は、やわらかいなめらかな軟骨でカバーされています。
 年をとったり、酷使されたりすると、この軟骨は新発生より摩耗の量が多くなり、硬骨部の粗い面どうしがぶつかるようになります。
 また、股関節や膝などには意外なほどの重みがいつもかかっていますから、軟骨も摩耗しやすいのです。太っている人は体重を減らすよう、食物を減らしたり適切な運動をこころがけましょう。
 関節の痛みは関節を酷使したあとの他、何故か湿気の多い天候の時の朝、起きやすいことがわかっています。
 また、関節炎の1タイプとしてリウマチと呼ばれる慢性の関節炎もあります。
 朝、手の指もこわばりを感じるところから始まるといわれますが、一種の自己免疫性疾患(免疫の働きが狂って、自分の組織を体内にまぎれこんだ異物とみなして、白血球が自分の関節部の滑膜などに活性酸素を放出し、炎症の悪循環がおきてしまう)といわれます。
 その結果、関節部のさまざまなところが損傷し、瘢痕組織化していくために、関節の間の空間は狭くなり、硬骨どうしがぶつかりあって、溶けて水になったりすることがあります。これはリウマチでなくてもおこり、よくみられる膝に水がたまるという現象になっていきます。
 リウマチは慢性化してゆく中で、腫れあがったり発熱したりしますので、本人にとってはとても苦痛で、疲れやすくなります。
 血液中のミネラルを調べてみると(毛髪にも当然反映しますが)銅の水準が高く、亜鉛、マンガン、鉄、硫黄の水準が低い(食品からの摂取が少いため)ことが多いことがわかっています。
 鉄、マンガン、亜鉛などを充分摂取していると銅は相対的に少なくなってきます。

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2009年12月10日 (木)

関節炎と微量栄養素(1)

 全身いたるところの「節々が痛む」関節炎は痛みを伴うのでなかなかつらいものがあります。
 最近になって、単なる関節炎の多くも何らかの免疫異常と関係があるのではないかとみられるようになってきました。
 関節炎を病む人は、関節炎をおこすようなウイルスに対する抗体を充分つくれないため、その関節部への侵入を容易に許してしまうということがあります。
 関節部に入ってから、その内部で白血球がウイルスを殺そうとするわけですが、その時、白血球は盛んに活性酸素を放出するわけです。
 そのタイミングに、抗酸化微量栄養素の摂取が不足していると、関節部はその自分の白血球の出した活性酸素の流れ玉で自壊作用をしてしまうというわけです。
 関節の中で、このようなことが起きるのは、必ずしもウイルスだけが白血球に活性酸素を放出させるものということではありません。
 たとえば、食物に由来する異蛋白などが引き起こすアレルギーがおこった結果、肥満細胞などから放出されるヒスタミン、ロイコトリエンなど起炎物質は白血球に活性酸素を放出させ、炎症↓活性酸素放出↓更なる炎症の悪化という悪循環をおこさせます。
 関節部は人によっては弱いのに酷使されるということで、この悪循環が起こりやすいのです。赤ちゃんの時から、皮膚が弱い(たとえば粉ミルクで育てられたとか母乳で育てられたにしても、妊娠中あるいは授乳期にお母さんが牛乳を飲んでいたとかいう理由で、赤ちゃんが皮膚をむずがゆがって、しょっちゅう掻いていたということがあると、掻いた皮膚は弱くなる)子供などに、俗にいう「アトピー性皮膚炎」などがおきてしまうのは、皮膚が今の話の関節部のようなことになって、炎症の悪循環になっているのです。

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2009年12月 9日 (水)

αリノレン酸系の脂肪も意識して摂取を(5)

ガン予防にも
DHAは関係している

 先程の例では、エスキモーに血栓や動脈硬化が少ないことをあげましたが、彼らは同時に大腸ガンや乳がんが少ないことも知られています。
 まだ、その機序は詳細には解明されていませんが、DHAなどのαリノレン酸系の脂肪をバランス良くとることが、これらのガンを予防する力を持つことは確かといわれています。

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